闊達(かったつ)や自由闊達(じゆうかったつ)の意味や例文・類語や違いを解説します!

ビジネス用語

2019年5月6日

「闊達」という言葉があります。字は難しいですが「自由闊達」という表現で非常にポピュラーな言葉です。今回ビジキャリでは、この「闊達」に着目し、自在に使いこなせるように例文や類語だけでなく、対義語や英語表現なども詳しく解説しますので日常の様々なシーンでご活用ください。

闊達の読み方は「かったつ」

「闊達」の「闊」は音読みすると「かつ」、訓読みすると「うと(い)」「ひろ(い)」です。「達」は音読みすると「たつ」「たち」「だち」、訓読みは「たし」「とお(る)」「「とど(く)」です。 「闊達」は両方音読みを用いるので、「かったつ」となります。

闊達(かったつ)の意味は「器が大きい・気前がいい」

「闊達」の「闊」には「度量が大きい」「広い」という意味があります。一方の「達」は「通じる」「遂げる」「理解する」ことを指します。 この2文字が使われている「闊達」は、「器が大きい」「気前がいい」という意味です。

闊達(かったつ)の例文

「闊達」は人の心のあり様を表現し、肯定的な意味合いで使われる言葉です。そのため「闊達な」という用いられ方をするのが一般的です。 ここでは「闊達な」を使う3つの表現について、例文を交えながら説明します。

例文①闊達な人

最も使用頻度の高い表現といえば、「闊達な人」でしょう。「器が大きい人」「気前がひい人」という意味で使われます。 ・彼女は自分を裏切った相手でも受け入れるほど闊達な人です。 ・彼は後輩と一緒に食事に行くと絶対に支払いをさせない闊達な人です。 「闊達な人」は「心が広い」「些末なことにこだわらない」という誉め言葉として使われます。ビジネスシーンでも誉め言葉として使うとよいでしょう。

例文②闊達なコミュニケーション

ビジネスシーンで用いられることが多い表現に「闊達なコミュニケーション」があります。これは「のびのびとした対話や交流を図る」ことを指します。 ・部署内で闊達なコミュニケーションが行われることで、新しいアイデアが浮かぶはずです。 ・闊達なコミュニケーションが行われている職場は風通しがよく、働き心地がよいと思います。 「闊達なコミュニケーション」は職場環境や組織運営について考える際に、多用される表現です。

例文③闊達な議論

会議の場でよく用いられるのが、「闊達な議論」です。その意味は「のびのびとした状態で意見交換する・意思疎通や相互理解を図る」ことです。 ・ベンチャー企業だからこそ、経営会議で闊達な議論が行いやすいといえるでしょう。 ・闊達な議論なくして、会社の発展につながる発想は生まれません。 「闊達な議論」は上司が部下に対し、率直な意見をヒアリングするために使われることが多いです。

闊達(かったつ)の類語

「闊達」の類語としてあげられる言葉には、「陽気」「度量の大きい」「活発」「寛容」「おおらか」などがあります。 ここでは中でも混同されやすい「陽気」「度量の大きい」「活発」という3つの類語について、例文を交えて紹介します。

闊達と「陽気」の違い

「器が大きくのびのびとしているさま」を表す「闊達」に対し、類語である「陽気」は「ほがらか」「気持ちが晴れ晴れしい」「心がウキウキする」という意味を持ちます。 ・彼はどんなに忙しい時でも笑顔を絶やさない、陽気な人です。 ・晴天の下で行われた花見の席で、彼女は陽気に騒いでいました。 「陽気」には「気候や季節を表す」という使い方もありますが、一般的には「心に曇りがなくさっぱりしている」という意味で用いられます。

闊達と「度量の大きい」の違い

「闊達」の類語である「度量の大きい」は、「多くを受け入れる寛大な心を持っている様子」を意味します。 ・後輩が理不尽な批判をしたにも関わらず、それを水に流した部長は度量の大きい人です。 ・私が結婚を決めたのは、彼の度量が大きいからです。 「度量が大きい」は「器が大きい」を意味する「闊達」と言い換えられます。ビジネスシーンで上司や先輩に助けられた時などに、「度量が大きい」と感じることが多いかもしれません。

闊達と「活発」の違い

「心が広い」「のびのびとした様子」を意味する「闊達」と違い、「活発」は「元気で勢いがよい」という意味を持ちます。 ・新しいことに積極的にチャレンジする彼こそ、活発な人といえるでしょう。 ・活発な議論が行われたことで、新事業に関するアイデアがたくさん出ました。 「活発」は、「はつらつとした」「エネルギーに満ちた」というニュアンスを含みます。「器の大きさ」を感じさせる「闊達」とは使い分けが必要な言葉です。

闊達(かったつ)の対義語

「心が広い」「のびのびとした様子」を意味する「闊達」の対義語として、「狭量」や「せせこましい」があげられます。 「狭量」は「他者を受け入れる心が狭い様子」を意味します。「些細なミスをあげつらう彼は狭量な人です」という使い方をします。 一方の「せせこましい」は「狭苦しくて窮屈である」という意味が転じて、「心にゆとりがない」ことを指します。「せせこましい彼女に何を訴えてもムダです」という用い方をします。

闊達(かったつ)の英語

「闊達」は直訳すると「generous」となります。「generous」は「寛大な」「思いやりのある」という意味の英単語です。 ・Generous he's yearned for by juniors. (闊達な彼は後輩たちに慕われています。) ・She was the generous temper, so trouble was also settled roundly. (彼女が闊達な気性なので、もめごとも丸く収まりました。) 例文の「generous」は「器が大きい」という意味で用いられていますが、「気前の良い」も表現する英単語です。

自由闊達(じゆうかったつ)の意味は「闊達」の意味と同義

「闊達」を使った四字熟語に「自由闊達」があります。「自由闊達」は、「心がのびのびとして大らかである」「物事にこだわりがない」という意味で使います。つまり「闊達」とほぼ同義ということです。

自由闊達(じゆうかったつ)の使い方と例文

「自由闊達」は、社会生活で使用頻度が高い四字熟語にあげられる言葉です。「自由闊達」という四字熟語がそのまま用いられるだけでなく、「自由闊達な」という表現になることもあります。 ここでは「自由闊達な雰囲気」という慣用句と「自由闊達」をそのまま使う方法を、例文を交えて説明します。

例文①自由闊達な雰囲気

「自由闊達な」を用いる使い方で一般的なのが、「雰囲気」を組み合わせた表現です。「のびのびとした雰囲気」という意味で用いられます。 ・そのサークルは自由闊達な雰囲気で、新入生も居心地が良いと人気です。 ・自由闊達な雰囲気でブレストが進んだことで、部下の本音に触れる機会となりました。 「自由闊達な雰囲気」は、「のびのしとした」「忖度のない」と状況を表す際に使われます。会議や面談で使われることも多い表現です。

例文②自由闊達

「自由闊達」は慣用句にせずに使われることも多く、「心が広い」「のびのびとした」という意味は変わりません。 ・企業説明会で自由闊達をモットーとしていると聞き、インターンシップに参加しようと決めました。 ・学生時代は自由闊達だった彼は就職しても変わることがなく、私の憧れです。 この場合「自由闊達」の対象である組織や人に対し、誉め言葉として使われます。「闊達」より柔らかい雰囲気が醸し出されるので、積極的に使うとよいでしょう。

自由闊達(じゆうかったつ)の四字熟語の類語

「自由闊達」の類語としてあげられる四字熟語には、「明朗闊達」や「闊達自在」「天空海闊」「闊達自由」などがあります。 ここではより使用頻度が高い「明朗闊達」と「闊達自在」を取り上げ、例文を交えながら使い方を解説します。

明朗闊達

「明朗闊達(めいろうかったつ)」は「明るくてほがらかである」「些末なことにこだわらない」ことを意味します。そのため「心が広い」「器が大きい」という意味を持つ、「自由闊達」と同義で使われます。 ・彼は初対面の人ともすぐに打ち解けるほど明朗闊達な人です。 ・この状況でも自分の意見を主張できるなんて、随分明朗闊達な方ですね。 「明朗闊達」は基本的にはポジティブな意味で使われますが、2つめの例文のように皮肉を込めて用いるケースもあります。

闊達自在

「闊達自在」は「心が広く、些末なことにこだわらないさま」「思いのままに行動する様子」を意味します。そのため、「自由闊達」と同じように使われます。 ・闊達自在な彼女は、どんな派遣先でもすぐに職場に溶け込むことができました。 ・部員たちの自主性に任せてくれる闊達自在な監督がいたから、優勝という結果を残せたと感謝しています。 「闊達自在」は、「物事にこだわらずに即行動する」というニュアンスで使われることが多いです。

まとめ

ビジネスシーンだけでなく学生生活や部活でも見聞きすることが多い、「闊達」の意味や使い方について解説してきましたが理解できましたか。 日常生活の中でも使われることが多い熟語なので、ポジティブな場面で正しく使うことが大事です。「闊達」の類語も含めて使い方を覚え、実際に使ってみてください。


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