政府が学校の再開の延期を検討へ
1分で分かるニュースの要点
- 春休み延長含め学校再開を延期へ
- 緊急事態宣言の発令はあるか・安倍首相は長期戦を覚悟
- ロックダウンによる経済への影響は
4月からの学校を再開する方針だった政府
今月26日の閣僚会議後に記者団の取材に応じた萩生田光一(はぎゅうだこういち)文部科学大臣は、4月からの学校再開に向け準備を進めていく方針であることを明らかにしました。 爆発的な感染拡大が起きていないことから政府が新たな要請を行う段階ではないとしたうえで、春休み延長も含めて状況を見ながら柔軟に対応したいとしています。
感染者が急増する日本
厚生労働省の発表では今月29日現在の日本国内の感染者数は1,449人で、内訳は発症者が1,277人、無症状・陽性患者合わせて222名、国内での死者は49人にのぼっています。 東京都は26日までの47人から28日には累計63人の感染が確認されたと発表しており、このまま感染者が増加していった場合は学校再開を延期する可能性があることを明らかにしました。
緊急事態宣言を出す可能性は?
安倍晋三首相は28日に開いた会見で現時点では緊急事態宣言の発令を行う段階にはないという認識を示し、最悪の事態を想定しながら今後も防止策を取っていくと強調しました。緊急事態宣言発令については、菅義偉(すがよしひで)官房長官も専門的な知見を基に判断すると述べています。