「君子危うきに近寄らず」の意味と由来

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「君子危うきに近寄らず」とはどんな意味を持つ言葉なのでしょう。 なかなか使わない日本語ですが、由来や用例を知っておくことで、とっさの時に利用することができます。 この機会にぜひ、身に着けておきましょう。

「君子危うきに近寄らず」の意味は「賢い人は危険なことをせず慎む」

「君子危うきに近寄らず」とは、「賢い人間はわざわざ危ないところに近づかずに慎む」という意味のことわざです。 状況によって「危うき」場所は変わります。 しかし、どんな場合でも賢い人(君子)は危ない場所を見抜き、そもそも近寄らないようにする、という故事成語です。

「君子危うきに近寄らず」の由来は『春秋公羊伝』

詳しい出典は不明ですが、一説では魯国の記録を元に孔子が記した書籍「春秋公羊伝」に登場した言葉が由来だといわれています。 春秋公羊伝に登場したある言葉が転じて、ことわざになった、という説が有力です。 春秋公羊伝の一節で、お見合い相手の女の子の家へ男性が挨拶に行くことになります。 その男性の上司が一言「女の子の父親はとても怖い人だぞ」と脅かします。怖くなった男性はひとりでいくのが怖くなり、上司にもついてきてくれ、と頼みます。 しかし、上司はそのお願いを断ります。 その時に発言した内容が 「賢い人は危険なことをせずに慎む」 という言葉だったのです。 これが転じて今の「君子危うきに近寄らず」ということわざになり、現代に受け継がれています。

「君子危うきに近寄らず」の使い方と例文

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実際に、現代で「君子危うきに近寄らず」を用いる機会はあるのでしょうか。 日常会話ではめっきり聞かない日本語ではありますが、用例を知っていれば使うタイミングが現れます。 ここからは例文を用いて「君子危うきに近寄らず」の使い方をご紹介します。