1分でわかるリーマンショック

世界規模の金融パニックのリーマンショック

  • 米国では低所得者でも簡単に住宅ローンが組めた
  • 住宅バブルが弾けて世界的な経済危機に発展
  • 生き残りを賭けた金融機関の再編劇が始まる

リーマンショックの原因と時代背景

(画像:Unsplash

「リーマンショック」とは米国の投資銀行リーマンブラザーズが破綻する事に端を発した世界規模の金融パニックの事です。 2000年代初頭の米国はITバブルの崩壊と2001年に発生した世界同時多発テロの影響から、低金利政策を続けていました。 米国民は年収の何倍もの融資を受けて住宅を購入し、身の丈以上の生活を楽しんでいました。金融機関は収益を求めて無尽蔵にローンを提供し続けます。そして住宅バブルはあっけなく弾けました。

サブプライムローンによる住宅バブルが発生

2001年から2006年にかけてはサブプライムローンの融資残高拡大に伴って米国の住宅価格は急上昇します。 サブプライムローンとは低所得者でも借りられる高金利の住宅ローンです。多くの人が住宅は絶対に上がると信じていたので、貸す側も支払いが滞れば担保の不動産を売却して、資金を回収すればいいと容易に考えていました。 米国の住宅ローン市場は当時1500兆円ありましたが、その内15%程度がサブプライムローンだったといわれています。

サブプライムローンが不良債権に

住宅ローン会社の融資競争も激化し、実際には低所得者と呼べない無職・無収入の人にでも融資が行われていました。 最初の5年間は利息だけを支払うインタレスト・オンリー・ローンや住宅の価格上昇分に追加融資して家財や自動車を購入するホーム・エクイティー・ローンも人気を呼びます。 しかし、一転2007年から住宅価格が下落に転じます。差し押さえた担保の住宅を売却しても資金が回収できず、サブプライムローンがとうとう不良債権になります。