年収400万円の手取りは
年収400万円の手取り金額とは
- 年収から社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料など)を差し引く
- さらに所得税・住民税を差し引いた金額が手取り金額
- 年収400万円のひと月あたりの手取り金額はおおむね25万円前後
2018年度の国税庁の民間給与実態統計調査によると、給与所得者の1人あたりの平均は441万円で、年収400万円代(400~499万円)以下の割合は全体の64%を占めます。つまり日本人の3人に2人が年収500万円以下で生活しています。 年収400万円であれば、手取り金額はひと月あたりおおむね25万円で、年間では約320万円程度です。多くの方はこのお金をどの様に使っているのか、年収400万円の貯金事情や上手な貯金方法について解説していきます。
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所得税・住民税など税金の計算
年収400万円と言っても、その中から所得税や住民税といった税金や、健康保険料や厚生年金保険料といった社会保険料が引かれるため、手取りの金額は少なくなります。 年収400万円の税金負担額は以下の早見表を参考にしてください。(社会保険料50万円、配偶者有り、その他の控除は無しの場合)
年収 | 所得税 | 住民税 |
400万円 | 7.1万円 | 15.2万円 |
410万円 | 7.5万円 | 16.0万円 |
420万円 | 7.9万円 | 16.8万円 |
430万円 | 8.3万円 | 17.6万円 |
440万円 | 8.7万円 | 18.4万円 |
450万円 | 9.1万円 | 19.2万円 |
460万円 | 9.5万円 | 20.0万円 |
470万円 | 10.0万円 | 20.8万円 |
480万円 | 10.8万円 | 21.6万円 |
490万円 | 11.6万円 | 22.4万円 |
税金の計算は、以下のように行います。 ①給与収入(年収)-給与所得控除=総所得金額 ②総所得金額-各種控除(基礎控除、社会保険料控除、配偶者控除など)=課税所得 ③課税所得×所得税率(住民税率)=所得税額(住民税額) 各種控除における社会保険料控除額については、加入している健康保険によって異なります。また、結婚していれば配偶者控除が適用されます。つまりは結婚して扶養する家族がいれば、税金は安くなります。
平均の貯金額は591万円
2018年度における年収400万円台の賞与の平均額は74.3万円、平均預貯金額は591万円と言われています。意外に多いと感じる方も多いのではないでしょうか? 年収400万円の方の月平均の貯金額は月3~5万円といわれています。手取り収入が25万円あれば、よほどの浪費をしない限りは毎月の安定した貯金は可能です。 しかし同じ年収400万円であっても、毎月の貯金に回すことが出来る予算は独身者と既婚者では大きく異なります。結婚している方であれば、毎月の生活費やお子様の教育費などは家計における大きな負担となります。
無理なく貯金を増やすことは可能なのか
(画像:Unsplash)
年収400万円であれば、毎月約25万円の手取り金額の中である程度の貯金をすることは可能です。ただその難易度は独身者と既婚者・お子様のいる家庭で大きく異なることはいうまでもありません。 ここでは独身者・既婚者のケース別の貯金方法について解説します。特に既婚者の場合は決して容易ではありませんが、努力次第では安定した貯金も可能ですので、ぜひ参考にしてください。