タマム シュッド事件は身元不明の男性遺体が発見された未解決事件。現場に残された暗号などの詳細に迫ります。

経済

2019年10月23日

タマム シュッド事件は未解決事件です。身元不明の男性遺体が発見され、かつ現場には暗号が残されてまいました。捜査は難航し、結局今でもその真相は明らかになっていません。今回ビズキャリonliineではタマム シュッド事件の全貌と考えられる説、関連事件を紹介します。

1分でわかるタマム シュッド事件

ニュースの要点

  • 1948年オーストラリアの海岸で、身元不明の男性の遺体が発見される
  • ポケットから「タマム シュッド」と書かれたメモが見つる
  • 懸命に捜査したが身元特定に至っていない

世界の未解決事件の中でも謎が深いものの一つが、「タマム シュッド事件」です。オーストラリアで見つかった男性は身元不明で、ズボンの隠しポケットにはメモが残されていました。さらに死因である毒物も、特定できなかったのです。 今回は海外でも大きく報道された「タマム シュッド事件」について、様々な視点から解説します。

タマム シュッド事件の概要

1948年12月1日に、オーストラリアの海岸で男性の遺体が発見されたことから始まりました。その後オーストラリア警察が大掛かりな捜査を行いますが身元特定に至らず、外国政府機関に協力を求めたことで広く知られるようになりました。 ここでは「タマム シュッド事件」の概要について、詳述します。

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身元不明の男性の遺体(通称ソマートン・マン)が海岸で発見される

1948年12月1日の6時30分過ぎに、オーストラリアのアデレードにあるグレネルグのソマートン公園の海岸付近に男性が横たわっているのは発見されました。すぐに通報を受けた警察官が到着し、男性の死亡が確認されます。 その男性は夏にも関わらずスーツにネクタイ姿で、防波堤代わりの石を枕にした状態で亡くなっていました。所持品では身元を特定できず、行方不明リストにも該当者はいません。その後歯科での診療記録も調べましたが、身元の特定には至りませんでした。 そして身元不明の男性は発見場所であるソマートン・ビーチにちなんで、「ソマートン・マン」と呼ばれるようになります。

ソマートン・マンのズボンから「タマム シュッド」と書かれた紙が発見される

海岸で発見されたソマートン・マンの身元を特定するため、オーストラリア警察は所持品を調べました。当時見つかったソマートン・マンの所持品は「アデレードからヘンリービーチへの未使用の鉄道乗車券」「アデレードからグレネルグまでのバス乗車券」「チューイングガム」「マッチ」「アルミ製の細い櫛」「アーミークラブタバコ」などです。 司法解剖のため運ばれた後で、ソマートン・マンが着用していたズボンの奥に隠しポケットが縫い付けられていたことがわかります。そこに入っていたのは「タマム シュッド」と書かれた、小さな巻紙でした。

事件と無関係の男性の車から暗号が書かれた『ルバイヤート』が発見される

ソマートン・マンが隠しポケットに入れていたという紙片は、ウマル・ハイヤームの詩集である「ルバイヤート」の最後のページから破り取られたものでした。

Tamam Shud

「Tamam Shud」はペルシア語で、「終わった」「済んだ」を表す言葉でした。オーストラリア警察はその紙片を、一般に公開します。 すると匿名の男性より「1948年11月30日の午後にソマートン・ビーチに鍵をかけずに車を置いていた際に、『ルバイヤート』という本を誰かが後部座席に置いた」という届出があったのです。 さらにその本の裏表紙には、暗号のような文章が書かれていました。しかし複数の専門家が調べても、暗号を解読することはできなかったのです。

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