泡沫(うたかた)の意味や例文を紹介!よく用いる使い方なども解説!

ビジネス用語

2019年4月13日

「泡沫」という言葉の読み方や意味がわからない、という人は多いようです。今回ビジキャリでは「泡沫」の読み方や意味、類語や対義語、英語表現などについて解説します。「泡沫」が持つ2つの読み方と意味や、使い方についても例文を交えて具体的にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

泡沫とは

泡沫

「泡沫」という言葉は日常生活の中ではあまり目にすることや、聞くこともありません。使用頻度は非常に低いですが、小説などの文学的な文章で使われることはあります。 この記事ではそんな「泡沫」の類義語や使い方も紹介しますが、まずはこの見出しで基本的な意味や読み方を抑えましょう。

泡沫の読み方は(うたかた)

「泡沫」は「うたかた」と読みます。それぞれの漢字の読み方は「泡」は音読みは「ホウ」、訓読みは「あわ」です。そして「沫」は音読みでは「マツ」、訓読みでは「あわ」となります。 「泡沫」を「儚い」という意味で使う場合は「うたかた」と読みます。一方で「泡沫」を音読みを併せて「ホウマツ」と読む場合は「水しぶき」のことを言います。読み方によって意味が変わるので、しっかり特別して覚えておきましょう。

泡沫の意味は「儚い」

「泡沫(うたかた)」は「儚い」と言う意味です。「泡」は「あわ」のことで、「沫」は「飛び散る水のしずく」や「水しぶき」のことを言い、どちらの漢字もすぐに消えてしまう「あわ」などのことです。 もともと「泡沫」は「ホウマツ」と読み、「水に浮かんでいる泡」のことを言っていましたが、その「あわ」が「弱々しく消えてしまい、弱々しい様子」を捉えて「儚い」という比喩表現で使われるようになりました。

泡沫の類語・対義語・英語

類語・対義語・英語表現

「泡沫」は読み方によって、意味が変わるということを紹介しました。文脈や使われている状況に応じてどちらの意味で使われているのかを区別していく必要があります。 この見出しではその「儚い」という意味で使う場合の類義語・対義語と「儚い」という意味で使う場合の英語表現を紹介します。

泡沫の類語は「水泡・束の間の」

「泡沫(うたかた)」の類語には「水泡」「束の間の」などの単語が考えられます。 「水泡」はそのまま「すいほう」と読み「泡沫」と同じ「みず」や「あわ」のことお意味します。「水泡に帰す(すいほうにきす)」のように使い、「努力が無駄になること」という意味で使います。 「束の間の」は「はかない」という意味ではなく「ほんの短い時間」という意味なので、「泡沫」とはやや意味が異なります。

泡沫の対義語は「揺るぎない・しぶとい」

「泡沫」の対義語には「揺るぎない」「しぶとい」などが考えられます。 「揺るぎない」は「動じない」「動かない」という意味があり、「泡沫」の「儚くすぐに消えてしまう」とは真逆の意味になります。 「しぶとい」は「困難な状況でも粘り強く耐える様子」を言います。「泡沫」のようにすぐに消えてしまったり諦めるようなニュアンスとは異なり、「消えそうになっても耐える」ことから対義語と言えます。

泡沫の英語は「bubbles・fleeting」

「泡沫」は英語で表すと「bubbles」「fleeting」などが当てはまります。それぞれの意味は「bubbles(泡)」「fleeting(儚い、束の間の)」という意味です。 ・Life is fleeting. (人生は儚いものだ。) ・I took a fleeting break. (束の間の休憩を取った。) 1文目は「儚い」、2文目は「束の間」という意味で使われています。

泡沫の使い方と例文

使い方と例文

ここからは「泡沫」を使った日本語表現や、熟語・専門用語について紹介します。 それぞれの意味は異なりますが、全て「儚い」や「泡立った状態」などの基本的な意味からは外れていません。それぞれの熟語の中で「泡沫」がどのような意味で使われているかを確認しながら読み進めてみて下さい。

泡沫の夢

まずは「泡沫の夢」という言い回しですが、これは「儚い夢」という意味です。 ・10億円稼ぐという彼の目標は、泡沫の夢となった。 例文では彼の夢があまりにも実現可能性が低く、水面に浮かんだ小さな泡のかたまりのように「儚く散った夢」となったことを意味しています。「泡沫の夢」は「儚い夢」という意味ですが、特に「叶う見込みの低い無謀な夢」というニュアンスが強いです。

泡沫候補

「泡沫候補(うたかたこうほ)」とは「当選する確率が極めて低い選挙の立候補者」のことを言います。 ・無党派として急に立候補したあのアイドルは明らかに泡沫候補だった。 「泡沫候補」は例文のように政治に関わってこなかった人が、自身のユニークな政治思想を主張するために立候補することを指します。ただし政党に属さず独自の思想を展開するため当選する見込みが低く「泡沫」という言葉が付けられています。

泡沫細胞

「泡沫細胞」は「ほうまつさいぼう」と読みます。 ・泡沫細胞が蓄積されると動脈硬化を引き起こす可能性がある。 「泡沫細胞」とは血管組織内に溜まった悪玉コレステロールが原因になって発生する細胞で、泡立ったような形状をしていることからこの名前が付けられています。「泡沫細胞」が血管内に蓄積されると心臓発作や動脈硬化などを引き起こす可能性が高まります。

泡沫状

「泡沫状(ほうまつじょう)」は「あわや気泡がおびただしく重なった状態」のことを言う言葉です。 ・洗濯機の中を覗くと、水が泡沫状になっていた。 「泡沫状」という形で「泡沫」を使う場合は「儚い」という比喩的な表現ではなく、「泡沫」本来の「あわ」の状態のことを意味しています。「状」が付くことで「泡立った状態」という意味で形容詞のように使うことが出来ます。

まとめ

まとめ

「泡沫」には「ホウマツ」と「うたかた」という2種類の読み方があり、それぞれ「あわ」と「儚い」という意味がありました。 日常生活で頻繁に使うものではありませんが、硬い文章や小説などで見かけることがあります。その際に意味が取れなくなることがないように、この記事で紹介した内容をしっかりと覚えておきましょう。


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