バッファの意味や使い方について解説します!【ビジネス用語】

ビジネス用語

2019年3月28日

バッファという言葉はビジネスをしているとよく使ったり使われたりする言葉です。バッファの意味や使い方をしっかりと理解しましょう。本記事ではバッファの意味や由来を紹介するとともに、バッファを使った例文やバッファを用いた熟語をご紹介いたします。 

バッファとは

「バッファ」は緩衝材と言う意味であり、IT業界では「保存領域」と言う意味で使われています。 今回は「バッファ」の具体的な意味や言葉の使い方について説明します。

バッファの基本の意味は「緩衝、余裕」

バッファは基本的に「緩衝、余裕」と言う意味で使われます。 バッファは日本語では「緩衝」に当たる言葉であり、「モノとモノとの間に、クッションのように柔らかいモノを挟み入れることで、衝撃を和らげる」と言う意味がありました。 また、バッファは「余裕」と言う意味でも使われています。 ビジネスでは、特にこの「余裕」と言う意味で用いられており、スケジュールにゆとりを持たせたり、必要以上の人員を補充したりする際によく使われます。 さらに、バッファはIT業界では「データを一時的に保存するためのメモリ」と言う意味で使われています。

バッファは英語のbufferに由来する

バッファは英語の「buffer」に由来します。 「buffer」はもともと「何かを障害から守る人やモノ」と言う意味があります。 元々は敵の侵入を防ぐための防壁や病気にならないための予防などに対して、「buffer」が使われていたようです。 それが転じて、「緩衝材」と意味を持つようになりました。 さらにそれが転じて、ビジネス用語での「余裕」、IT業界での「一時的に保存するためのメモリ」と言う意味になりました。

バッファの使い方と例文

バッファと言う言葉は場面によってさまざまな使い方がなされます。 ここでは、バッファの使い方と例文について紹介します。

バッファを持つ

ビジネスの場面では、「バッファを持つ」と言う表現がよくなされます。 言い換えれば、「予備を持つ」と言うことです。 どんな仕事であっても、最低限の人員や資材では遂行することはできても不安が残ります。 そのため、万が一に備えて、必要以上の人員や資材を用意しようと言う時にこの表現が使われます。 たとえば、以下のような例文がビジネスの場面で用いられることが考えられます。 ・この人員の数でも問題はないのだが、万が一に備えてバッファを持とう。 ・この量の資材であれば、今回の案件は十分達成できるが、念のためにバッファの資材を持っておこう。

バッファをとる

ビジネスの場面では、「バッファをとる」と言う表現もよく使われます。 こちらは言い換えれば、「時間をとる、予算をとる」と言う意味を持ちます。 余裕のあるスケジュールを設定したり、案件を達成するのに必要な金額以上の予算をもらったりする際にこの表現がよく用いられます。 たとえば、以下のような例文がビジネスの場面で使われると考えられます。 ・この案件を確実にこなすため、スケジュールについて、よりバッファをとっておいた方が良い。 ・この予算でも十分だと思うが、万が一と言うこともあるから、バッファをとっておこう。

バッファを用いた熟語

バッファは、さまざまな言葉をつなげることで熟語として用いられることもあります。 ここでは、バッファを用いた熟語についてご紹介します。

alt = "バッファを用いた熟語"

バッファサイズ

バッファサイズとは、「一時的にデータを保存するためのメモリの大きさ」を意味します。 ここで言う「バッファ」は「一時的にデータを保存するためのメモリ」を指します。 コンピューターでは、常に膨大なデータがひっきりなしに連続して流れてきます。 回路やハードウェアがその膨大なデータを常に処理続けることは非常に困難であり、コンピュータの動作が重くなったり、最悪ショートしてしまう危険性もあります。 そのため、バッファでデータを一時的に保存しておくことで、効率よく処理するのです。 バッファ サイズが大きいほど、素早くデータ処理することができます。

バッファ オーバーラン

「バッファオーバーラン」とは、コンピューターにおけるプログラムのバグのひとつです。 プログラムで設定されたバッファのサイズよりも、大きなサイズのデータを書き込んだ場合、バッファはそのデータすべてを読み取ることができません。 そして、読み取りきれなかった分のデータは、バッファ以外のメモリで上書きしてしまいます。 それによって、そのメモリに元々あったデータが消えてしまう恐れがあるのです。 これを防ぐためには、バッファサイズをより大きく設定するか、膨大なデータを一気に読み込ませないなどの対策が必要です。

バッファタンク

「バッファタンク」とは、主に電気会社で用いられる原子炉への注水用タンクです。 ここでの「バッファ」は、「あるものを一時的に蓄えるために用いるもの」と言う意味を持ちます。 IT業界で使う「バッファ」を現物に置き換えたものと言う理解で問題ないと思います。 原子炉を冷やすために使う水は安全性を確保するために徹底的に浄化されます。 そして、その浄化した水は一時的にバッファタンクに貯められるのです。 東日本大震災以来、原子炉の扱いがとりわけ慎重になるに伴い、バッファタンクの重要性も注目されています。

バッファ メモリ

「バッファメモリ」とは、「一時的にデータを保存するための半導体メモリ」を意味します。 違うタイプの回路やハードウェアなどの機器の間でデータの送受信をするとき、データの入出力速度に大きな差が出てしまうことがあります。 そして、それによって、データのやり取りがうまくできないトラブルが発生する可能性があります。 そのトラブルを防ぐために、バッファメモリを両者の間に挟んで仲介させます。 入出力されたデータをバッファメモリが一時的に保存することによって、円滑なデータのやり取りを可能にするのです。

バッファ タイム

「バッファタイム」は、「予備の時間」を意味します。 ビジネスの場面では、計画通りに仕事を進めていても、急にトラブルが発生してその対応に追われ、スケジュールが延びてしまうと言うことが多々あります。 それを防ぐため、バッファタイムをあらかじめスケジュールに組み込んでおくのです。 バッファタイムがあれば、万が一トラブルが発生しても余裕をもって対処できるし、納期に追われることもありません。 ちなみに、IT業界では、バッファタイムは「データを一時的に保存しておく時間」と言う意味で使われています。

バッファ キャッシュ

「バッファキャッシュ」とは、「メモリ上でデータ処理を完了させることで、コンピューターの高速化を実現するために確保されたメモリ領域」を意味します。 または、「更新したデータを保存して置くためのメモリ」と言う意味もあります。 既に使ってるデータをバッファキャッシュに保存しておくことで、再度そのデータを使うことになった際、バッファキャッシュ内でそのデータを処理することができます。 これによって、コンピューターがわざわざそのデータを処理する必要はなくなり、結果としてコンピューターの動作が速くなるのです。

バッファプール

「バッファプール」とは、「特定のデータを素早く読み込んだり変更したりするために、そのデータをあらかじめキャッシュに保存しておくためのメモリ」を指します。 バッファプールに特定のデータを保存しておけば、バッファプールからそのデータを引っ張ればいいので、わざわざコンピューターにディスクを入れて、そこから読み取る手間がなくなります。 このようなメリットを持つバッファプールは、特にデータベースの運用に大きな効果を発揮します。 ただし、万が一バッファプールが消滅すれば、当然その中のデータも消えるので、元のデータがあるディスクはきちんと取っておきましょう。

まとめ

alt = "バッファ_まとめ"

いかがでしょうか? 「バッファ」と言う言葉は、スケジュールを本来より長めに設定したり、予備の人員やメモリを用意したり、主に物事に余裕を持たせて効率よくしたりなど、さまざまなビジネスの場面で頻繁に使われます。 是非この記事をきっかけにして、「バッファ」を常日頃から使えるビジネスパーソンになりましょう。


関連記事