乗員の運転手2名も死亡

「軽井沢スキーバス転落事故」ではバスの運転手と交代用の運転手も亡くなりました。死亡したのは当時65歳土屋広さんと当時57歳の勝原恵造さんです。 2名ともバスの運転歴は10年以上ありました。土屋広さんは事故が起きる1年前に、勝原恵造さんは2年前に採用されていました。 しかし、土屋広さんは大型の観光バスの経験は浅く、運転技術に問題がありました。一方の勝原恵造さんは運転技術がうまかったことがわかりました。

軽井沢スキーバス転落事故の原因

「軽井沢スキーバス転落事故」の原因はなんだったのでしょうか。事故を起こしたバス会社の管理の実態について解説します。 また、当時のバスの運行状況や運転手の技量などに迫り、事故の原因についても説明します。

粗悪な労働環境

事故を起こしたバス会社ESPはバスを7台所有していました。当時はインバウンドが増加傾向で旅客も増え、バスの需要が拡大していました。 そのためバスの運転手が不足し、運転手の高齢化の状態が続いていました。そんな中ESPは、高齢の運転手に長い距離を運転させたり、休みを少なくしたりしていました。 さらに健康診断を受けさせないなど健康管理もずさんでした。

バス会社ESPは格安で引き受けていた

バスの需要拡大とバス事業に参画できる規制が緩和された影響からバス事業を始める会社が増加しました。 そのため生き残りをかけたバス会社の間にお客を確保するための価格競争が激化しました。ESPは、国が規定している料金よりも大幅に安い料金でツアーを引き受けていました。 また今までも、ほとんどのツアーを19万円ほどで引き受けて、国の規制(約27万円)の金額よりも低い金額で引き受けていた実態が明らかになりました。