血盟団事件の概要

(画像:Unsplash

血盟団事件とは、日蓮宗僧侶の井上日召が結成した暗殺集団が1932年に井上準之助と団琢磨を暗殺した連続テロ事件のことをいいます。政財界人20数名を私利私欲優先の極悪人として暗殺する計画でした。以下で詳しく解説します。

1932年に起きた連続テロ事件

血盟団事件は、政財界の要人を標的にした暗殺者集団が1932年に起こした連続テロ事件のことです。 日蓮宗僧侶の井上日召が暗殺組織を結成し、困窮する国民を顧みず利益追求に走る政財界の大物20数名を標的に挙げ暗殺するという計画で、対象の政財界人ごとに一人の暗殺者を決めていました。 当初はテロ実行日を2月11日の紀元節に予定し、それに呼応して軍内部の同調者がクーデターを起こすという計画でした。

政治家や財界の大物が標的で、井上準之助・團琢磨が死亡

テロの標的には最初に殺害された前大蔵大臣で民政党政務委員長の井上準之助、2番目に殺害された三井合名会社理事長の団琢磨のほか、内閣総理大臣の犬養毅、元老の西園寺公望らが入っていました。 井上準之助は1932年2月9日に選挙応援演説会に訪れた本郷の小学校の前で待っていた小沼正の襲撃に遭います。金解禁で世界恐慌に巻き込まれたことや軍縮への海軍の反発が理由とされます。 団琢磨は3月5日に日本橋の三井銀行本店に出勤してきたところを菱沼五郎の銃弾に遭い殺害されます。理由は三井財閥がドル買い投機で巨額な利益を上げていたためとされています。