福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件の概要!残されたメモの内容とは?

経済

2019年10月3日

福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件は、ヒグマが出没したニュースが流れる時には必ずと言っていいほど思い出される事件です。1970年の事件にも関わらず、今なお語り継がれているこの事件では3名の犠牲者が出ました。今回は福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件について解説します。

1分でわかる福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件

福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件

  • 福岡大学ワンダーフォーゲル同好会が登山中にヒグマと遭遇
  • 福岡大学ワンダーフォーゲル同好会の5名中3名が犠牲となった
  • 人を襲ったヒグマはハンターによって射殺された

今から約50年前に北海道で発生したヒグマの害獣事件です。日高山脈を縦断していた福岡大学ワンダーフォーゲル同好会5名がヒグマに襲撃されて3名の死亡者を出してしまいました。事件のヒグマは後日ハンターに射殺されました。 とても悲惨な出来事でしたが、ヒグマの習性や出会った時の対処方法など、教訓として得られるところの多い事件です。

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福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件の概要

山

1970年7月、北海道にある日高山脈の山で起きた害獣事件です。被害に遭ったのは福岡大学ワンダーフォーゲル同好会の会員5名です。彼らが登山中に遭遇したヒグマへの対処を誤ったことから、最終的に死者3名が出る悲惨な事態に発展しました。 事件の概要について以下で詳しく説明していきます。

1970年にヒグマが人を襲った事件

現場になったのは北海道中央南部に位置する日高山脈の1つ、カムイエクウチカウシ山です。この事件は1970年7月の26日から28日にかけて起こり、29日に終息しました。 登山コースの周辺に出没したヒグマが、5人の学生を執念深く追い回したことで深刻な事態に発展しました。 登山道は山林などと比べて見通しが良いため、ヒグマと遭遇することは極めて珍しいことです。死亡事件となるとさらに例が少なく、事件のニュースは世間を騒がせました。

被害者は福岡大学ワンダーフォーゲル部の学生

被害に遭ったのは福岡大学ワンダーフォーゲル同好会です。事件の名称や当時の新聞報道で「ワンダーフォーゲル部」とされていますが、実際には同好会でした。(後に昇格しています。) ワンダーフォーゲルはドイツ語で「渡り鳥」を意味し、登山を通して心身の健全な鍛錬を行う野外活動のことです。 当時、事件の発生した日高山脈登山に参加したメンバーは18歳〜20歳の5名でした。

3名の死者を出した

当時の日本ではヒグマの生態、被害についてはほとんど周知されていませんでした。福岡大学ワンダーフォーゲル同好会の5名も例外ではなく、対処を誤ったせいで死傷者を出してしまいました。 結果3名がヒグマに殺害されました。この他、付近に北海学園大学や鳥取大学、中央鉄道学園のグループも滞在していましたが、難を逃れています。 このうち北海道学園大学グループは事件の2日前にヒグマと遭遇し、下山する最中でした。特徴が一致するので同一のヒグマだったと考えられています。

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