初診も開始したオンライン診療の問題点は?

厚生労働省ではオンライン診療の「初診」も来訪が基本で、従来の定義と同様新たな疾患で掛り付け医などの病院を受診するかまたは他の疾患で受診した場合と、違う医療機関を初めて受診する人や同病院を違う疾病で再受診する場合としています。

診断ミスが発生する可能性

新たな症状を訴える患者に対して全身診断ができないことや、オンラインでの診察が適切なのかを判断することが難しいといったリスクが指摘されています。 また、重症化兆候を見逃すリスクや、インフルエンザと同様の症状を呈する診察時の溶連菌感染症などを見落とす可能性もあり得るとしています。また、患者のなりすましや通信セキュリティの問題などもあることから、現場の作業が煩雑になることが予想されます。

対応機関の少なさも課題の一つ

国内大手メディアが今月8日から11日にかけて行ったウェブサイトアンケートでは、250の医療機関から回答がありオンライン診療を実施すると答えたのは38病院で、そのうち18の病院では環境を整えていくとしています。 一方で103の医療施設は実施しないと回答しており、設備や人的育成、患者情報が少ないといった理由で踏み切れない医療機関も多く環境整備が難しいといった課題が浮き彫りになりました。

今後の拡大が医療崩壊を防ぐ可能性

オンライン診療には様々課題が指摘されているものの、新型コロナ感染の初期症状を来院することなく確認できるという点では医療崩壊に一定の効果があると期待されています。 しかし、年配者のオンライン知識の不足により診察る受けることが難しいといったことが懸念されており、患者全体への拡大には暫く時間を要することが予想されます。