豊川信用金庫事件とは

「豊川信用金庫事件」とは1973年に起こった取り付け騒ぎを指します。豊川信用金庫に関するまことしやかなデマが流れたことで、約26億円もの預金が短期間に引き出される事態を招いています。 ここでは噂が引き金となり大騒動になった、「豊川信用金庫事件」について説明します。

デマ、噂が広がり大きな騒ぎになった事件

「豊川信用金庫事件」が起こったのは1973年12月日本はオイルショックの最中にありました。そんな時期に「豊川信用金庫が倒産するらしい」という噂が、愛知県宝飯郡小坂井町(現・豊川市)を中心に広まりました。 実際には豊川信用金庫には何の問題もなかったにも関わらず、噂が広がる過程で「豊川信用金庫が危ないらしい」が「潰れる」と変化していきました。それを真に受けた預金者が豊川信用金庫から預金を引き出し、わずか1週間で約26億円が引き出される事態となりました。

発端は女子高生

「豊川信用金庫事件」は、女子高生3名の会話が発端で起こりました。冗談で「銀行は危ない」と言っただけにも関わらず、真に受けた1名が親戚に確かめたのです。聞かれた親戚は豊川信金本店のそばで暮らしている別の親戚に電話で、「豊川信用金庫は危ないのか」と問い合わせました。 その翌日、電話を受けた親戚は美容院経営者に「豊川信用金庫が危ないらしい」と話してしまいます。その美容院経営者が親戚に同様に伝えた際に、たまたまクリーニング業者が居合わせて…と噂はどんどん広まっていきました。

豊川信用金庫事件の概要

「豊川信用金庫事件」は女子高生の会話がきっかけとなり、1週間で約26億円もの預金が引き出されるという大騒動に発展しました。 ここでは「豊川信用金庫事件」の概要について説明します。冗談を交えた会話が噂となりパニックが起こる過程に何が起きたのか、時系列に詳述していきます。