北陸トンネル火災事故の概要

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北陸トンネル火災事故とは青森県行きの列車が起こした事故のことです。事故が起こったのはトンネル内部でのことでした。列車は停止しましたが停電のために燃える列車を切り離せず、多数の死者を出す大惨事となりました。

「きたぐに」の食堂車から出火

事故を起こした列車は「きたぐに」で、出火元は食堂車でした。食堂車にあった喫煙室の椅子の下からの出火で、食堂車勤務の従業員らによって火が出ていることが判明しました。 事故が起こったのは深夜で、消火設備も不十分でした。消化ホースなどの消化器以外の消化手段がほぼなく、鎮火することは不可能でした。 さらに排煙車などもなかったうえにトンネル内であったため、すぐに煙が充満していきました。

トンネルの中央で非常停車をするも煙の影響で消化活動に苦戦

出火後トンネルの中央で列車は非常停止しましました。その後も消火活動は続けられましたが、消火設備が不十分であるだけでなく充満する煙によって消火活動はうまくいきませんでした。 火の勢いは小さくなるどころか次第に強まっていき、出火している食堂車を切り離すことにしました。 しかし明かりもなく狭いトンネル内であることと激しい炎、充満する煙のために列車の切り離し作業は困難を極めました。