「hype」の使い方

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さらに、「hype」の使い方を例文とともに掘り下げて見てみましょう。「hype」は動詞としても、名詞としても使うことができる言葉です。 ここでは、その両方の使い方をご紹介します。「hype」を会話や文章の中で見つけた時に、どういった意味で使われているのかを理解するための参考にしてください。

「hype up」は動詞として使う

hypeは動詞で「誇大宣伝をする」という意味だと前述しましたが、しばしば「hype up」となり「up」を伴います。 ・The media is now hyping up the political scandal. (メディアは現在その政治的スキャンダルを誇大に宣伝している。) ・The MC was trying to hype the crowd up before the live started. (MCはライブが始まる前に群衆を盛り上げようとした。) ・The audience was really hyped when the singer showed up on the stage. (その歌手がステージ上に現れた時、観客はとても盛り上がった。) 誇大宣伝して人々が扇動されることから、「盛り上げる」という意味でも「hype」が使われることがあります。この場合も「up」を伴います。 「hype」が誇大宣伝をする、という意味で使われている時は少なからずその広告を批判いたり、よく思っていないという意図が込められるということを覚えておきましょう。ただ単に「この広告が素敵!」と言いたい時などは「advertisement」という単語を「hype」の代わりに用いる方が無難です。

「hype」は競合の誇大広告を批判するときに使う

「hype」は今でこそスラングとして使用されポジティブなニュアンスもありますが、本来はネガティブな意味合いを含んだ単語です。そのため、競合の誇大広告を批判する時によく使われます。 ・Nobody will fall for such hype. (そんな誇大広告には誰もひっかからないだろう。) ・This is the hype coming from the oil traders. (これは石油商人たちによる誇大広告だ。) 一方で、以下のような表現もあります。 ・The hype is real. (誇大広告は真実だった。) これは、2018年4月にアメリカのメジャーリーグ情報サイト"MLB News"で日本から移籍した大谷翔平選手に関する記事の見出しです。大谷選手への期待は大きく、連日大きく報道されていました。それに対して「hypeだ」「誇大宣伝だ」という批判の声も上がっていたのです。しかし、彼はめざましい活躍を続け、「The hype is real.」と言わしめました。 「hype」は基本的には批判としての意味がありますが、このように文脈によっては賛辞になったりもするおもしろい言葉なのです。

まとめ

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「hype」の意味と使い方は理解できましたか? 「hype」には「誇大広告」と「麻薬常用者」という意味があります。それが転じ、最近では「夢中になる」「興奮する」というスラングとしても若者たちの間でよく使われています。 「hype」は基本的にはネガティブな意味合いがあり批判として使われる言葉ですが、使い方次第ではこの上ない褒め言葉になったりもします。そのため、「hype」はどのような文脈で使われているのかを丁寧に読み取り、話し手の意図を汲み取ることが大切です。 「hype」の使い方をマスターして、ネイティブにさらに一歩近づきましょう!