涅槃の使い方と例文

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「涅槃(ねはん)」は名詞として使われることが大半で慣用表現は多くありません。しかし昭和生まれの方には、聞き覚えのある慣用表現もあります。 ここでは「涅槃(ねはん)で待つ」と「涅槃(ねはん)に入る」という2つの使い方について、例文も合わせて説明します。

例文①涅槃で待つ

1983年ある有名俳優が自死しました。その際に残されていた遺書に「涅槃(ねはん)で待つ」という表現が使われ「涅槃」という言葉が一躍有名になったのです。「おやじ涅槃(ねはん)で待っている」がそのときの言葉です。

例文

  • 私は先に逝ってしまいますが、あなたを涅槃で待っています。

涅槃(ねはん)で待つ」という言葉は、「煩悩を吹き消した悟りの境地で待っている」という意味で使われます。しかし受け取り方によっては、「先に逝きますが後を追ってください」というニュアンスが感じられる表現です。

例文②涅槃に入る

「涅槃(ねはん)に入る」は、仏教に関わる話の中で聞くことが多い表現です。

例文

  • お釈迦様は涅槃に入るまでに、数多くの教えを残しています。

例文

  • よりたくさんの乗客が不幸な列車事故により涅槃に入りました。

「涅槃に入る」という表現には、「お釈迦様が入滅する」「広く人々が亡くなってしまう」という2つの意味があります。「涅槃」は本来、仏教徒に使われる言葉なので僧侶が亡くなる時にも用いられます。

涅槃の英語は「Nirvana」

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「涅槃(ねはん)」は英訳では「Nirvana」と表します。

名詞である「Nirvana」だけでなく「涅槃に入る」ことを「Buddha attaining Nirvana」などと表現することもあります。