延期によって障壁となる問題は山積みか

感染拡大や選手・観客の健康被害を避けるためとはいえ、五輪延期はアスリートの調整不足や選考のやり直しなど、さまざまな障壁が発生すると予想されます。延期措置は今後、どのような問題を世界や日本にもたらす可能性があるのでしょうか。

延期した際に競技会場が抑えられない可能性

仮に1年後にオリンピックが開催されることになっても、予定会場が他競技やイベントの予約で埋まっている可能性が高いです。競技スケジュール調整やスタッフの確保、チケットの発行など、会場に関する解決すべき課題は山程あります。 とくにスケジュールが確定しなければ、会場経費や人材確保、選手の準備期間の方向が決まらず、多大な影響を及ぼすでしょう。

放映権など経済的な問題も

オリンピックは全世界に中継される一大イベントであるため、延期は世界各局の放映権がらみの経済的問題の要因となります。IOCの収益源の8割以上が、放映権とスポンサーシップで賄っている事実も1つの理由です。 しかしアメリカでの独占放映権を持つ放送大手NBCは23日、「いかなる結論も支持する」と表明するなど、世界各国で理解を示す動きは見られます。

出場選手の選考が難航する可能性

「アスリートファースト」を掲げるオリンピックにとって、開催延期で発生する最大の問題は、出場選手の選考やチームづくりに関するトラブルです。今後、五輪の主役たるアスリートたちには、どのような試練が待っているのでしょうか。