北村組と犯行の動機

聞くに堪えない残虐で凶悪な殺人事件ですが、北村組の一家4人はなぜ犯行に及んだのでしょうか。強盗殺人という手段を選んだ一家の背景には一体どんな闇があったのでしょうか。北村家の4人が犯行に及んだ動機などを解説します。

北村組は小規模な暴力団で、当時は資金繰りが厳しく高見家から借金をしていた

北村組は地元の小さな暴力団で、上部団体への上納金や生活費などに困窮していました。その一方で知人であった高見家は闇金業を営み財を蓄えていました。北村真美は高見小夜子さんから多額の借金をしており、その総額は約6,000万円以上にも膨らんでいました。 周囲から恐れられていた北村真美も借金のため高見小夜子さんだけには頭が上がりませんでした。 北村組という暴力団を知り合いに持ち、その笠を着ながら財を蓄えていく高見家に対し、生活に困窮する北村真美は次第に恨みを抱くようになりました。

闇金業で潤う高見家から金銭を奪うことが犯行の動機だった

暴力団の傍ら建設業を営んでいた北村家は高見家の改装工事の依頼を受けました。しかしながら高見小夜子さんはその工事代金を貸し付けた金と相殺し、工事代金を支払おうとはしませんでした。 高見小夜子さんは常々羽振りの良い話を自慢していたことも北村真美の怒りに火をつけました。ついには夫である北村実雄と2人の息子を含めた4人で高見小夜子さんを殺害する計画を立てました。 北村真美は高見小夜子さんに不動産の投資話を持ち掛け現金2,680万円を用意させました。多額の現金を確認した一家は高見小夜子さんを殺害してその現金を奪う計画を実行に移しました。

大牟田4人殺害事件の事件発覚と死刑判決が下された裁判

4人を殺害した北村一家の狂気に満ちた一連の強盗殺人死体遺棄事件は、その凶悪性から事件に関わった北村家4人全員に死刑が下されるという、日本の司法制度において前例のない異例の判決となりました。