志布志事件の真相とは?違法な取り調べにより担当刑事の警部補が起訴された!

経済

2019年10月13日

志布志事件とは、違法な取り調べにより警察が起訴された事件です。違法な取り調べは冤罪の危険性があり、決して許されるものではありません。今回ビズキャリオンラインでは志布志事件の真相について解説します。裁判の流れや賠償についても説明するので、ぜひご一読ください。

1分でわかる志布志事件

警察が作った不合理な冤罪事件とは何だったのか

  • 小さな集落で起きた公職選挙法違反
  • 警察の強圧的な取り調べが行われた
  • 人生を狂わされた住民たちが勝訴

2003年4月に行われた鹿児島県県議会議員選挙で、当選した中山信一とその妻、懐集落の住民12名が公職選挙法違反の罪で起訴されました。 この取り調べでは、警察の強圧的な自白の強要や、長期に渡る拘留などが行われてました。 一次は容疑を認めた者も含め、2007年に行われた鹿児島地方裁判所の民事裁判で12名(1名は公判中に死亡)の無罪が確定します。 わずか6世帯の小さな集落で起きた冤罪事件でしたが、警察の強引な捜査が大きな社会問題となった事件でした。

志布志事件の概要

2003年に投開票された鹿児島県県議会議員選挙で、候補者の中山信一と支援者に公職選挙法違反があったとして、中山夫妻と集落の住民13名が起訴、取り調べを受けます。 警察が行った取り調べの手法が、あまりに強圧的なものだったため、6名が自白を強いられますが、後の裁判で全員が無罪となります。この警察の常軌を逸した取り調べとは、一体どんなものだったのでしょうか。

事件の背景は2003年に行われた鹿児島県議会議員選挙

事件は2003年4月に投開票される、鹿児島県県議会議員選挙の直後に起こりました。無所属で当選した中山信一氏が、票の取りまとめを依頼したとして、懐集落に住む13名が公職選挙法違反に問われたのです。 このため森山夫人を含め、懐集落の住民と合わせ15名が起訴される事件となりました。この議員選挙で中山信一氏が立候補しなければ、定員3名、現職候補3人が無投票で当選する見込みだったので。 ところが、無所属の中山信一氏が立候補したことで、激しい選挙戦となり、各陣営の白熱した選挙戦へと変わっていきます。

鹿児島県警による違法な捜査が行われた

この捜査の公判では、捜査にあたった磯部一信警部は、起訴されたうちの5名の名前を上げて、熱心に中山信一氏の支援をしていたと証言しています。 しかし、有力者とされた加藤秀雄氏は警察のでっち上げだとして容疑を否認します。「確かに磯部一信警部が頻繁にやって来たものの買収について質問してきたのは事実だが、否定した」と答弁しました。 加藤氏は磯部警部がしつこく質問を繰り返えすため、「集落の2人が中山氏の農場で働いている」と公判で述べています。実はこの磯部警部への返答が、この事件の全ての始まりだったのです。

公職選挙法違反の容疑とされた3つの事件

こうして懐集落の住民は、公職選挙法違反の容疑者にでっち上げられていきます。まず、ホテル経営者が、知人に投票を依頼しビールを供与したとして、任意聴取を受けます。 次いで金品を受け取ったとして、女性が任意聴取されます。この際に女性を窓に近づけ、自白を強要しています。 更に、中山氏が会合で、現金を配ったとして、集落の住民が逮捕されます。これら3つの事件について説明します。

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