スルガ銀行の創業者が持ち株をノジマに譲渡。ノジマが筆頭株主に

経済

2019年10月26日

2019年10月25日株式会社ノジマはスルガ銀行の創業者などから保有全株を譲渡され、同行の筆頭株主となりました。スルガ銀行は2018年に発覚した不正融資問題で経営再建中で、今後はノジマの協力を得て健全な業務形態に改善していくものと見られています。

スルガ銀行の創業者がノジマに全株式を譲渡

ニュースの要点

  • スルガ銀行の創業者が保有していた全株をノジマに譲渡
  • ノジマはスルガ銀行の筆頭株主となった
  • 不正融資問題のあったスルガ銀行は今後ノジマと経営再建を行う

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これによりノジマは筆頭株主に

ノジマは大株主の銀行創業者及び関連会社が所持していたスルガ銀行株3,129万株(全株式の約13%)を取得する契約を結んだと発表しました。 ノジマは2019年5月に締結したスルガ銀行と業務提携によって、すでに約5%の株を保有していました。ノジマは今回の譲渡によって合わせて約18%の株を持つスルガ銀行の筆頭株主となります。

株式取得によるノジマの狙い

ノジマは神奈川県に本社のある家電量販店の会社です。ノジマは会社の主力である家電量販店が伸び悩んでいることから、新しい事業の開拓を模索していました。そこで注目したのがカード事業です。 2019年10月の消費税増税でキャッシュレス決済が注目を集めています。ノジマはスルガ銀行と関係を結ぶことで、キャッシュレス決済に関係した新しいビジネスモデルの創出を期待している模様です。

スルガ銀行は不正融資などで再建中だった

スルガ銀行は2018年1月に女性専用シェアハウスなどの不動産に不正融資していたことが発覚し、同年10月に業務改善命令並びに6ヶ月間の一部業務停止命令を受けていました。 不正融資を機に経営不振に陥ったスルガ銀行は、ノジマを含む複数の支援を受けて経営再建をしているところでした。その経営再建の際に障害となっていたのが、不正融資を主導していたとされる大株主である創業者です。 ノジマが創業者から全株式が譲渡されたことで、スルガ銀行は抜本的な経営改善が行えるようになりました。


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