威力はTNT火薬にして約5メガトン

後の調査で東京都の面積に匹敵する半径30㎞~50㎞、2,150㎢もの面積の森林が爆風でなぎ倒され、炎上したことがわかりました。 現在その爆発の威力はTNT火薬にして約5メガトンと推定されています。広島に投下された原爆は15キロトンですから、単純計算では広島の原爆の300倍以上の威力があったことになります。

ツングースカ大爆発の原因と影響

(画像:Unsplash

この大爆発では強烈な空振が発生して広大な面積の森林が破壊されるなどしました。 しかしその後の調査でも原因がつかめなかったことから、原因についてさまざまに憶測されました。

強烈な空振が発生

この爆発ではすさまじい空振が発生し、約2,150㎢の森林がなぎ倒され1,000kmも遠く離れていた家の窓ガラスが割れています。 この空振とは空気中を伝わる空気振動のことです。急激な気圧の変化で空気の振動による衝撃波が発生し、火山噴火でも数千㎞離れた場所でも記録されています。 この時の爆発では蝶が羽を広げた形の爆発跡が見られたことから、その呼び名をツングース・バタフライといいます。

衝突から数日間、アジアやヨーロッパの夜空が明るく輝く

この爆発で数日間にわたり欧州やアジアの夜空が明るく輝きました。ロンドンでは真夜中に灯下でなくても新聞が読めたほどでした。 夜空が明るく輝く現象は夜光雲によるためです。この夜光雲は通常の雲よりはるかに高い大気圏の最上層部(地上75~85㎞)で発生し、細かな氷の結晶でできているため、日没後の太陽光を反射して輝いてみえるのです。 スペースシャトルが打ち上げられた時も、夜光雲の発生が報告されています。