1分でわかるツングースカ大爆発
「ツングースカ大爆発」とは
- 記録が残されている最大の隕石衝突事件
- 隕石が原因と判明したのは100年以上も後
- その間、原因についてさまざまな憶測
【関連記事】原因不明の未解決事件はこちら
ツングースカ大爆発は隕石の衝突か?
(画像:Unsplash)
1908年6月30日当時のロシア帝国領の中央シベリアで大爆発がありました。その影響で東京都に匹敵する面積の森林がなぎ倒されました。 その原因が隕石とわかったのは、爆発から100年以上も後のことです。以下でその概要を見てみましょう。
1908年に現ロシア連邦のポドカメンナヤ・ツングースカ川付近で起こった隕石の大爆発
この爆発は1908年6月30日の午前7時ごろエニセイ川の支流ポドカメンナヤ・ツングースカ川上流で起きました。川の名前から「ツングースカ大爆発」と呼ばれています。 当時はロシア帝国の時代で、ロシア革命の前の混乱期ということもあって現地調査が行われず、爆発から13年後にようやく最初の調査が行われました。 しかしその後の調査でも原因が隕石であることを示す証拠は見つかりませんでした。
死者は報告されていない
爆発は凄まじく1,000km離れた家の窓ガラスが割れ、数百km2離れた場所からもキノコ雲が見えたほどでした。 しかし爆発が村落から遠かったため、死者の報告はされていません。犠牲になった猟師などがいたとしても見つからなかったのかもしれません。