聡明と賢明の違い

「賢明」は「賢(かしこ)くて判断が的確な様子」を意味します。「聡明」と響きが似た言葉ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。 「聡明」は「賢いだけでなく人柄も優れている」というニュアンスがあり、どちらかといえば人そのものに対して使われることが多い言葉ですが、「賢明」は「賢明な方法」や「賢明な措置」のように方法や判断、行為などに対して使われます。 この辺りの使い分けが出来ればボキャブラリーもワンランクアップです。

聡明と利口の違い

「利口」は「要領がよくて抜け目がない」の意味で使われます。 「聡明」が人そのものを対象にした純粋な褒め言葉であるのに対して、「利口」にはどこか「ずる賢い」的なニュアンスがあり、純粋な褒め言葉とはいい切れないところがあります。 「利口」には「口」が付いていますので「口がすらすらと回る」という言葉の由来があり、それが「弁舌がうまい・口先がうまい」となって「要領がよくて抜け目がない」という意味でも使われるようになりました。

聡明と知的の違い

「知的」は「知識があって頭のよい様子」を表します。もちろん「聡明」も「知的」も褒め言葉には違いないのですが、ニュアンスの違いを意識した使い方が必要です。 「聡明」が「単に知識があるだけでなく賢さを備え、人柄も優れている様子」を表しているのに対して、「知的」はやや頭でっかちの薄っぺらいニュアンスが否めません。 「知的」には「知的財産」や「知的障害」といった褒め言葉ではない使われ方もあります。

聡明の四字熟語・対義語・英語

(画像:Unsplash

ここまで「聡明」に関する読み方や意味、類語など基本的なことを見てきました。類語との違いを意識して使いこなせるようになったでしょうか。 ここからは応用編です。「聡明」を使った代表的な四文字熟語や対義語、さらには英語表現を見てみましょう。