1分でわかる大王製紙事件

1分でわかる大王製紙事件

  • 会長の井川意高が会社の資金をカジノで散財
  • 特別背任で井川意高は逮捕
  • 井川意高の人物像とは?

大王製紙事件の概要

「大王製紙事件」とは創業家会長が会社から不正に巨額融資を受け、私的流用した背任事件です。会長が辞任したことを機に刑事事件に発展し特別背任容疑で逮捕されましたが、105億円ものお金をカジノですってしまったことで注目されました。 ここでは「大王製紙事件」の概要並びに舞台になった大王製紙について、説明します。

創業家会長井川意高が会社の資金を流用した背任事件

創業家に生まれた3代目代表取締役会長だった井川意高(いかわもとたか)は2010年4月から2011年9月までの間に連結子会社7社から総額105億円の貸し付けを受け、私的に流用しました。井川意高は子会社から引き出したお金をシンガポールやマカオ、ラスベガスのカジノにつぎ込んでいたのです。 井川意高は電話1本で取締役会の決議や貸借契約書を作成することなく融資を実行させ、事件発覚時点で約50億円という未返済金が残っていました。連結子会社より相談を受けた大王製紙社長が調査のうえ、井川意高を特別背任容疑で刑事告発しました。

井川意高は逮捕された

2011年9月16日に辞任を余儀なくされた前大王製紙会長の井川意高は、2012年11月22日に特別背任容疑で逮捕されました。この時の容疑は、2011年7月から9月までに連結子会社4社から取締役会における承認決議を受けることなく約32億円を振り込ませ損害を与えたというものです。 同年12月には2011年3月から9月の半年間に別な連結子会社3社からも同様に約23億3000円を私的流用する目的で振り込ませたとして、井川意高を再び逮捕しました。