イゴール・シュプルンヤク容疑者は終身刑

「ウクライナ21」の主犯として逮捕されたのが、イゴール・シュプルンヤク容疑者です。著名な弁護士だった父親を持つシュプルンヤクは、裕福な家庭で何不自由なく育ちます。しかし粗暴な振る舞いが多く、学校では問題児として有名でした。 シュプルンヤクは当初罪を認めていましたが、後に供述を覆します。そして公判では心神耗弱状態だったと訴えて責任能力の欠如を主張したり、警察の違法捜査だという詭弁を用いました。 しかし裁判所は、終身刑を言い渡します。死刑のないウクライナでは、最も重い刑です。シュプルンヤクは上告しますがウクライナ最高裁が認めることはなく、2009年11月24日に刑が確定しました。

ヴィクトル・サエンコも終身刑に

ヴィクトル・サエンコも弁護士の父を持ち、裕福な家庭で育ちました。イゴール・シュプルンヤクとは幼馴染で、成績は優秀だったそうです。しかし思春期になってシュプルンヤクと行動を共にするようになり、成績が下がりました。 そしてシュプルンヤクが盗んだ自転車をサエンコに売りつけたことで、2人とも警察に逮捕された過去があります。 裁判で父親が弁護人となったサエンコは、「シュプルンヤクへの恐怖心から支配されていた」と主張するものの終身刑が言い渡されます。サエンコもシュプルンヤクと同様に上告しましたが、判決が変わることはありませんでした。

実行犯ではないアレクサンドル・ハンザは懲役9年

検察官の父を持つアレクサンドル・ハンザもまた、裕福な家庭で育っています。成績優秀者として知られていましたが、イゴール・シュプルンヤクやヴィクトル・サエンコと行動を共にするようになり成績が下がったそうです。 ハンザは血液恐怖症だったため、殺害に直接加担することはありませんでした。しかし車の手配や携帯電話を盗むなどの役割を果たしていたため、懲役刑が求刑されます。 ハンザは当初から罪をすべて認めていたこともあり、懲役9年の刑となりました。