「筋金入り」の意味や使い方・「芯のある」「軸のある」「筋が通っている」の違いを紹介!

ビジネス用語

2019年5月14日

「筋金入り」は「身も心も鍛え上げられていること」という意味で日常会話の中でよく使われる表現です。しかし、「芯のある」「軸のある」「筋が通っている」との違いは把握できていますか?今回ビジキャリでは「筋金入り」のニュアンスについて詳しく解説します。

「筋金入り」の意味は「身も心も鍛え上げられていること」

筋金入り

「筋金入り」の意味は、「身も心も鍛え上げられていること」です。 一本筋が通っており、ブレのない自分の考えをしっかりと持っているという意味もあります。他人からとやかく言われたとしても、全く意に介さず、自分の信じる道をまっすぐに進み続けるという強固な意思を持っているのを表現するのが「筋金入り」という言葉です。 つまり、しっかりと自分を保っているということを「筋金入り」は意味しています。

「筋金入り」の語源

筋金入り

「筋金入り」という言葉に使われている「筋金」とは、物にそえることによってそれを強固にすることができるという金属のことを指します。 それが転じて、「筋金」が入っていることで心や意思が強くしっかりとしたものになったと言えます。「筋金」が入ると、それまでよりも思っていることや決めたことに対する意思が強くなると考えられます。 また、「筋金入り」の「筋金」は、「鉄筋」ではないので注意しましょう。

「筋金入り」の類語は「芯のある」「軸のある」「筋が通っている」

筋金入り

「筋金入り」にはいくつか似た意味を持つ言葉があります。 ここで紹介するのは、「芯のある」「軸のある」「筋が通っている」という3つの言葉です。どれも一度は聞いたことのある言葉でしょうが、厳密には使い方や意味がそれぞれ異なります。ぜひその違いを確認してみてください。

「筋金入り」と「芯のある」の違い

「筋金入り」と「芯のある」がどのように違うのかを紹介します。 「芯のある」という言葉は、ポジティブな意味にしか使われません。自分の考えをしっかりと持っていて、何事にもめげない性格といった意味を含んでいます。何かに取り組む時に、自分が納得いくまで工夫を凝らしやり遂げるといった人に対しては、「芯のある」という言葉を使うべきです。 一方で「筋金入り」は性格を表したり、物事に取り組む時の姿勢を表現するための言葉ではありません。その点において、2つの言葉は異なっていると言えます。

「筋金入り」と「軸のある」の違い

「筋金入り」と「軸のある」の違いについて紹介します。 「軸のある」という言葉も、「芯のある」と同様にポジティブな意味でしか使われません。意味としては、周囲の意見に流されない、自分の考えをきちんと持っているといったものなので、「筋金入り」と非常に似ていると言えるでしょう。 しかし、「軸のある」は「筋金入り」とは異なり、自分の意思でなることができると考えられています。「軸のある人になる」といったように、「そうなることでメリットがある」とされている言葉です。「筋金入りな人になりたい」とは言いません。

「筋金入り」と「筋が通っている」

「筋金入り」と「筋が通っている」の違いを紹介します。 「筋が通っている」は、理屈が通っており、矛盾がないことを意味しています。強い意思を持ち、それを貫き通そうというとするという点では「筋金入り」と同じ意味を持っていると言っても問題ありません。 しかし、「筋が通っている」は論理的な意味合いが強い言葉です。「筋金入り」のように気持ちや精神論に沿った意味合いよりも、事実を補強するために使うことが多い言葉であるということを押さえておきましょう。

「筋金入り」の使い方と例文

筋金入り

「筋金入り」という言葉の使い方を例文を見ながら確認していきましょう。 「筋金入り」であるだろうということを表現しようとしても、どのように使えばいいのかわからなくては意味がありません。しっかりと例文を確認して、「筋金入り」の使い方を覚えておきましょう。「筋金入り」という言葉は使い方が難しいものではないのでご安心ください。

例文①筋金入りドライバー

「筋金入りドライバー」という表現を使った例文を紹介します。 ・こんなに雨の日にもドライブに行くなんて、彼女は筋金入りドライバーだ。 この例文では、彼女が「筋金入り」のドライバーであるため、雨の日であり見通しが悪く、天候に恵まれていないにも関わらずドライブに出かけてしまったということを表しています。「筋金入り」のドライバーであるからこそ、天候は気にせずに自分の意思を貫いたと考えられます。 このように、自分のしたいことをするために考えを曲げないという時にも「筋金入り」という言葉を使う場合もあります。

例文②筋金入りのニート

「筋金入りのニート」という言い回しを使った例文を紹介します。 ・彼は筋金入りのニートだから、働くつもりは全くない。 この場合は、ニートであることに固執していると言ってもいいほどに彼が働かないということを表すために、「筋金入り」という言葉が使われています。彼がニートを続けることに対して絶対に意思を曲げないという意味で、「筋金入り」という表現を使っています。 このように、「筋金入り」は曲げない意思を表すために使われます。

例文③筋金入りの悪

「筋金入りの悪」という言い回しを使った例文を紹介します。 ・あの連続殺人犯は、筋金入りの悪だ。 この例文の場合、「筋金入りの悪」は性根がどうしようもなく悪に染まっているということを「筋金入り」という言葉で表しています。「筋金入り」という表現を使うことによって、まごうことなき悪性を持っている人間であると伝えることができていると言えます。 こういった人間の性質を表すためにも、「筋金入り」という表現は多く使われることがあります。

例文④筋金入りのファン

「筋金入りのファン」という表現を使った例文を紹介します。 ・彼はそのアイドルがデビューした当時からの筋金入りのファンだ。 この例文の場合、彼はアイドルに対して強い気持ちを持っていると考えられます。こういった場合にも「筋金入り」という言葉を使うことが多くあり、誰かを強く好きだと思ったり、応援したりするといった時に対しても「筋金入り」は使われます。 このように「筋金入り」は誰かに対する一途な思いを表すために使われることも多くあります。

例文⑤筋金入りのオタク

「筋金入りのオタク」という言い回しを使った例文を紹介します。 ・彼は電車に関して筋金入りのオタクだと言えるだろう。 「筋金入りのオタク」という言い回しを使うことによって、何かにのめり込んでいて脇目もふらない様子を表すことができます。この例文の場合では、「彼は電車にのめり込んでいる」ということになります。 このように、「筋金入り」はその人がどのような精神状態にあるのかを表す時にも使われる言葉です。

「筋金入り」の英語

筋金入り

「筋金入り」は、英語で「hard-core」と表現されます。例文を見ていきましょう。 ・I am her hard-core supporters. (私は彼女の筋金入りの支持者である。) 英語の場合であっても、「筋金入り」という表現の意味は変わりません。 他にも、「staunch」という言葉も「筋金入り」という意味を持っていますが、こちらはどちらかと言うと「信頼できる」「強固だ」といった意味合いが強いため、使う場面が限られます。

まとめ

筋金入り

「筋金入り」という言葉には色々な意味があります。「鍛え上げられていること」だけでなく、それだけではわからないさまざまな意味があることがわかりましたか。 「筋金入り」という言葉をこれから使う時には、正しい意味を意識して使ってみてください。必ず相手に間違うことなく意図を伝えることができるようになるでしょう。


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