スシローが2/4,2/5を全店一斉休業とした
スシローが「働き方改革」実践で2日間休業
- 回転寿司スシロー全店が2月に2日間一斉休業することが発表された
- スシローは職場環境改善や休日増加など、働き方改革に熱心
- スシローの業績は好調で、外食産業における働き方改革の手本となっている
スシローで進む働き方改革
日本では2016年頃から、政府主導で雇用創出や生産性アップを目的とした「働き方改革」が推進され始めました。スシローは2019年から改革を進めており、業績も利用者の評判も好評となっています。
定休日を設けていなかったが2019年に初めて導入
スシローの売り上げは回転寿司業界でもトップで、2018年度には約1748億円の売り上げがあったほどです。 スシローは年中無休が原則でしたが、「働き方改革」を進める一環として、2019年に全店で2日間の定休日を実施しました。全国チェーン店が一斉休業することは外食業界では初の例です。 2日間の一斉休業で約10億円もの損失が予想されています。途轍もない損失ではありますが、このことからスシローは目先の利益よりも、従業員の働きやすさを重視していることがわかります。
従業員の声を聞き働きやすい環境を提供
スシローは2019年、2020年と2年続けて2日間の定休日を設けました。これは従業員にとって働きやすい環境作りを行う、スシロー流の「働き方改革」の一環です。 従業員の声を聞き取ったところ、休日が欲しいという要望が多数あったそうです。スシローは従業員のストレスを低減することが、現場の士気や生産性の向上させることになり、それがサービスの充実や顧客満足度アップにも繋がると考えました。 2日間の定休日が2月4日~5日になったのは、年末年始などの大型連休や催事のない時期だからのようです。従業員を重視しつつ、利用者への影響を最低限に抑えた結果なのです。