人口2000人程度の村

上小阿仁村は人口2,000人程度の小さな集落です。四方を山々で囲まれ、かってはマタギと呼ばれる狩猟民族が暮らしていました。 近年では高齢化が進んでいますが、集落には診療所が1件あるだけです。また自ら命を絶つ人が多く2009年頃までは年間4~5人の死亡者が出ていました。 その後さまざまな対策が行われ、改善傾向にあるものの依然として自殺率の高さは際立っています。日本に古くからある「ムラ意識」が強く、閉鎖的な風土であるといえるでしょう。

医師不足に悩まされていた

医師不足は日本全体の問題です。少子高齢化が進む中で、医師の激務は際立っており労働環境の改善は喫緊の課題ではあるものの解決の糸口は見つかっていません。 山間部では常駐を希望する医師が少なく、上小阿仁村も例外ではありませんでした。2007年には長らく村内に駐在していた医師が当時の村長と対立して辞職します。 これを機に役場は一般公募により医師を招へいしますが次々と交代する事態に陥りました。2013年から固定できていますが高齢である上、インフルエンザ治療薬を無診療で投与したとして懲戒処分されています。