黒人男性が白人警察官に取り押さえられ死亡した事件がきっかけに

米中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で黒人男性ジョージ・フロイト氏が偽札使用容疑で路上での取り調べを受けている際に、首元を膝で押さえつけられ死亡するという事件が発生しました。 フロイト氏が「息ができない」と訴えかけているにもかかわらず、警察官が意に介さず抑え続けている動画が拡散されたことをきっかけに、黒人差別であるとしてミネアポリスでは大規模な暴動に発展しました。

アメリカ各地でデモが活性化

このミネアポリスで端を発した暴動がアメリカ各地にも飛び火しています。 フィラデルフィアでは暴徒化した市民が警察車両や政府庁舎が襲撃の対象となっただけでなく、日用品店などへの略奪行為を働き、金融街として知られるニューヨークでもデモ行為によって550人以上が逮捕される事態にまで発展しています。 こうしたデモ行為が少なくとも75都市以上に広がっているとされ、アメリカに横たわる人種差別の根が深いことが伺い知れます。

アメリカに根付く人種差別

全米にデモ活動が広がっている背景にはアメリカに根付いている黒人への差別意識があります。 これまでアメリカでは黒人の地位向上のために黒人差別につながる制度を撤廃してきた歴史があります。 しかしながら、制度を撤廃することはできても、白人警官による黒人への過剰な取り調べ行為など黒人への差別意識は現代にも残り続けています。