「反故(ほご)」の意味や「反故(ほご)する」の例文を紹介!

ビジネス用語

2019年4月20日

反故(ほご)という言葉はビジネスシーンでも頻繁に用いられる言葉です。ですがその意味や使い方を明確に理解している人は少ないでしょう。そこで今回のビジキャリの記事では反故(ほご)の例文や英語表現・使い方や類語まで徹底的に解説していきます!ぜひご一読ください!

反故とは

「反故」という言葉は日常やビジネスの会話や文章で見聞きします。しかし「反故」という言葉の意味自体を知らない人や、何となく意味は知っていても使い方を知らないという人も多いようです。 今回は「反故」の意味を知り、使い方について解説します。まずは以下にて「反故」の読み方・意味・語源について見てみましょう。

反故の読み方は「ほご」

「反故」の読み方は「ほご」です。「反」という字は「はん・たん・ほん・そる・そらす・そむく」などさまざまな読み方があります。「反故」に使われている「反」は読み方の中になる「ほん」がなまったもので「ほ」と発音します。 「故」は「こ・ゆえ・もと・ことさら」などと読み、「反故」では読み方の中にある「こ」がなまったもので「ご」と発音します。 「はんご」「はんこ」などの読み間違いが多い言葉ですので、誤りがないように覚えておきましょう。

反故の意味は「いらなくなった紙」「無駄なもの」「破棄」

「反故」の意味は「いらなくなった紙」「無駄なもの」「破棄」などです。いずれにも共通している「不要なもの」というニュアンスを覚えておくと「反故」を使いやすくなります。 「反故」は意味の通り「いらなくなった紙」のことを指すこともありますし、「無駄なもの」「破棄」という意味を持たせた比喩表現として使われることもあります。 いずれにしても「反故」というと「それ(物または人)はもういらないと判断された」ということになります。

反故の語源

昔は紙が大変貴重だったため、一度使った紙のまだ使えるスペースを繰り返し使っていたといいます。この「繰り返し」という部分が「反」にあてられ、紙という意味を持った「故」と組み合わせて「繰り返し使う紙=反故」と言われたことが語源です。 「反故」という言葉が生まれた当時は「ほんご」「ほうご」と読まれており、それが時代とともになまって現代の「ほご」となっています。そのため現代でもいらなくなった紙を「ほんご(ほうご)」と言うこともあります。

反故の使い方と例文

「反故」は日常生活やビジネスシーンだけでなく、ドラマや小説の中にも登場することが多い言葉です。以下では「反故」の使い方や使える例文をご紹介します。 比喩表現として使われやすい「反故にする」「反故になる」「反故にされる」や、「反故紙」という本来の「いらない紙」という意味で使われる場合についても解説します。

反故にする

「反故にする」とは「いらなくなったものを捨てる」という意味の他に「決まっていたことをなかったことにする」という意味もあります。 ・部署異動の際には不要品を反故にすることを忘れずに。 ・あの取引先は自分の都合で商談を反故にすることがある。 上段の例は不要品という「物」について「反故」を使っています。一方下段の例では「商談」ひいては「決まっていた約束」をなかったことにするという行動を「反故」という言葉で表しています。

反故になる

「反故になる」とは物や事柄が誰かによって、または何らかの事情によってなくなる・なくすと決まることを表します。 ・例の件は部長の都合で反故になる可能性もある。 ・部署内の大掃除では反故になる物が多く出るだろう。 上段の例では「例の件」という事柄が、部長の都合次第ではなくなってしまう可能性があると言っています。一方下段の例では「大掃除」という行動によって「反故になる物」が出ると言っています。この下段の場合はの「反故になる物」は古紙とは限らず「不要品」と判断した方が自然です。

反故にされる

「反故にされる」という表現は主に「人が人を捨てる(または裏切る)」というニュアンスで使われます。「反故にされる」に限っては「物」が対象となることはほぼありません。 ・彼は前回の失態が原因で重役連中から反故にされるようだ。 ・あれくらいのことで私が反故にされるとは思えない。 上段の例では「これから反故になる」という意味で「反故にされる」が使われています。下段の例では「自分が反故になる」ということを受動態で表しています。

反故紙

「反故紙」は「ほごがみ」「ほごし」と読みます。意味は「反故」の本来の意味である「いらなくなった紙」です。 ・反故紙はこの箱に入れておいてください、あとでまとめて破棄します。 ・経費節減のため簡単なメモは反故紙を使うようにしてください。 「反故紙」は名詞なので動詞と併せて使います。そのため「反故紙」という単語だけでは相手が言いたいことが判断できません。会話や文章の前後が特に重要になる言葉です。

反故の類語

「反故」と似た意味を持つ言葉はいくつかありますが、以下では言い換えにも使いやすい「無効」「破棄」について解説します。 「反故」は文字で書くと意味が伝わりやすい言葉ですが、口頭での会話では意味が伝わりにくい場合もあります。そんな場合のためにも類語を頭に入れておくと便利です。

無効

「無効(むこう)」とは「効力(ききめ・効果)がない」という意味の言葉です。「契約の無効」「無効の違法チケット」などと使われ、いずれも「それ(契約・チケット)」が効力を持っていないことを表します。「反故」の意味の中にある「無断なもの」に近いニュアンスを持つ言葉です。 「自分や誰かが持っている物(有ると認識しているできごと)が、持っていても(あっても)効力がない」と伝えたい場合に使える言葉です。

破棄

「破棄」とは「捨てる」という意味の言葉です。特に「書類」または「書類に書かれた契約など」を捨てる(なかったことにする)という意味で使われます。「反故」にも「破棄」という意味があり、ほぼ同義として使うことができます。 ただし「破棄」は単に「捨てる」「(約束や契約が)なかったことになる」という意味に留まるため「反故」のように「人が人を捨てる」「裏切る」というニュアンスまではありません。

反故の英語

ここからは「反故」という言葉を英語で伝える場合に必要な単語・英語表現をご紹介します。「反故」という言葉が持つ「いらなくなった紙」という意味を持つ言葉と、約束や契約が「なくなる・無駄になる」という意味を持つ言葉それぞれについて解説します。 例文も交えてご紹介しますので、シーンを想像しながら参考にしてください。

wastepaper

1つ目の英語表現は「wastepaper(ウェィストペーパー)」です。 ・She was placed in the waste paper in the trash. (彼女は紙くずをゴミ箱に入れた) 「wastepaper」の「waste」は「無駄にする・廃物」という意味です。その後に紙を意味する「paper」をつけて「紙くず・ごみ」という意味になります。「反故」の持つ「いらなくなった紙」という意味で使われる英語表現です。

break one's promise.

2つ目の英語表現は「break one's promise」です。 ・She broke our promise. (彼女は私との約束を破った) 「約束を破る」は「break one's promise.」で表します。例文では約束を破った、と過去形になっているので「break」が「broke」と変化し、「私との約束」は「our promise」で表されています。 「反故」が持つ「裏切った」という意味のニュアンスに近い英語表現です。

まとめ

「反故」という言葉には「いらなくなった紙」「無駄なもの」「破棄」という3つの意味がありました。改めて「反故」の意味を知ることで会話に幅ができたり、人の言っていることへの理解を深めることもできます。 単に「反故」という言葉だけを覚えるのではなく「反故」という言葉に込められたニュアンスも一緒に覚えておくと、さらに活用しやすくなるので、ぜひこの機会によく確認しておいてください。


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