マララ・ユスフザイはタリバンから銃撃を受けたことも

パキスタンの政府軍が掃討作戦を行ったことで、2009年にはスワート地区からイスラム主義組織タリバンは撤退したと思われていました。 しかし2012年10月9日にマララユスフザイさんが乗っていたスクールバスが銃撃され、3名の女子生徒が負傷します。マララユスフザイさんは、頭部と首の2ヶ所に銃弾を受けました。 そして首都イスラマバード近郊にあるラーワルピンディーの軍病院を経て、イギリスのバーミンガムにある病院へ安全確保のため移送されます。生死の境にいたマララユスフザイさんは、手術によって奇跡的に回復することとなりました。

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マララ・ユスフザイさんの立ち上げたマララ基金

マララユスフザイさんは2013年に、父であるジアウディンさんと共に、「マララ財団」を立ち上げます。そして女の子が安心して学べるよう、環境をつくることに主眼を置いた支援活動を開始しました。 ここでは「マララ財団」の基幹事業である「マララ基金」について、詳述します。

2013年に設立

マララ基金の目的は、世界中の少女たちに対し教育の機会を与える支援を行うことでした。 マララユスフザイさんはマララ基金を用いて、地元であるスワート地区に女子高を新設しました。 また近年は女児の教育支援だけでなく、シリア難民が安全な地域に避難できるよう援助を行うなど活動の場を広げています。

セーブ・ザ・チルドレンやApple、マイクロソフトも協力

マララ基金の最初のパートナーとなったのは、Apple社でした。Apple社の支援を受けることでマララ基金は、インドやラテンアメリカでの資金援助プログラムを始めることができました。 また国際NGO団体であるセーブ・ザ・チルドレンとのパートナーシップにより、シリアとヨルダンの子供たちへの教育支援を行っています。 そしてマイクロソフト社もマララ基金に参加しており、情報通信分野での教育支援などを行っています。