初動に問題があったか?

新型コロナウイルスが世界中に拡散してしまったのは、初動に問題があったといえます。習近平国家主席は対応の遅れを認めましたが、これは異例中の異例でありことの重大さを物語っています。 一方安倍政権の初動対応については賛否両論です。反対派は「検査を強制的に義務化させるべきだった」「水際対策が手ぬるい」といった強硬的な主張を繰り広げています。 これに対して賛成派は日本は法治国家であるとの主張が前提です。そのうえで「その中で総理は精一杯の決断を行った」としており、両者の主張は平行線をたどっています。

情報の隠蔽などが疑われている

新型コロナウイルスの初動が遅れた原因として中国当局による情報の隠匿が指摘されています。それは感染者数の公表状況に表れています。 当初中国当局は感染者数を500人程度とアナウンスしていました。感染者数の拡散度合いも緩やかなもので、各国とも楽観視していました。ところが海外での感染者が確認されると、数万人規模であることをアナウンスしました。 中国当局は湖北省のトップを更迭することで、初動対応の不備について幕引きを図ろうとしているともいえます。

トップ交代で変わるのか?

湖北省のトップ交代で新型コロナウイルスの問題がすぐに解決するかといえば、簡単にはいかないと推測されます。後任の応勇は習近平国家主席の側近中の側近です。 中国共産党は良くも悪くも習近平国家主席の独裁体制が続いているのが現状です。これまで以上に習近平国家主席の意向が伝わりやすい体制になったことは間違いありません。 つまり問題解決のキーマンは習近平国家主席であり、その手腕にかかっているといえます。今後の動向が注目されるところです。