避難通路に荷物があり、客の避難が進まなかった

被害が拡大した理由の1つとして挙げられるのが、避難通路に大量の荷物が高く積み上げられいたせいで通れなかったということです。3階と4階の間は椅子とロッカーで塞がれており、唯一の避難経路である入り口の階段にたどり着くことができませんでした。 また、3階には避難器具が設置されておらず、4階のものは使うことができない状態であったため、客は実質的に閉じ込められた状態になっていました。

歌舞伎町ビル火災の被害者

歌舞伎町ビル火災

歌舞伎町ビル火災(画像:Unsplash

「歌舞伎町ビル火災」によって、数多くの負傷者が出ました。死者の中には客だけではなく、従業員も含まれていました。

44人が一酸化炭素中毒で死亡

「歌舞伎町ビル火災」で死亡したのは3階と4階にいた客と従業員を合わせて44人です。この数字は驚異的なもので、戦後の火災事件・事故の中でもかなり大規模な被害であると言えます。 歌舞伎町ビル火災の被害者は、全員一酸化炭素中毒で亡くなっています。大やけどを負って亡くなってしまったわけではなく、煙が回ってために呼吸ができなくなり絶命したと考えられます。

数名の従業員は窓などから脱出した

火災から逃れるために窓から飛び降りて脱出した人がいました。火事が起きていることを知った従業員のひとりは3階の非常口からそのまま飛び降り、火災が起きていると通報しました。他にもふたりの従業員が事務所の窓から飛び降りて助かりました。 この3名はいずれも3階の麻雀店の従業員でした。また、他にも脱出した人物がいるという目撃情報もありますが、定かではありません。