この事件は別名「DQNの川流れ」とも呼ばれている

多数の犠牲者を出した玄倉川水難事故は、別名「DQNの川流れ」とも言われています。「DQN」はインターネット上で使われるスラングで、しばしば「不良」の代わりに用いられることもある言葉です。 この呼び名の原因になっているのが、受難者の態度です。自分たちの軽率な行為を棚に上げて懸命に救助を行う人々に対して罵詈雑言を放っている様子が映像として残っています。 避難勧告を聞かず、かつ救助者たちを口汚く罵る態度を取るような「DQN」は川に流されても仕方がない、といった世間の気持ちが「DQNの川流れ」という呼び名に込められていることがうかがえます。

玄倉川水難事故発生時の天候

玄倉川水難事故の原因の1つとして挙げられるのが、当時の天候にあります。当時の天候は、いわゆる東高西低の気候であり、日本の東が暑く、西は雨模様となっていました。 これは、那覇の気温を北海道が上回るという異常気象を発生させているのです。そして、この気候が不安定な気候を生み出し、運悪く玄倉川水難事故に繋がってしまいました。

1999年の夏は異常気象だった

先程も紹介したとおり、1999年の夏は各地で異常気象が発生しやすい年となっていました。 また、水難事故当時には、神奈川付近に熱帯低気圧が近づいており、台風に迫るほどの暴風と集中豪雨が局地的に発生していたのです。 この天候状況から、玄倉川では事前に川の増水が懸念されていたため、早期に警察などがキャンプに来ていた人々に避難勧告を促していたというのが当時の状況です。

8月13日にも紀伊半島沖で熱帯低気圧が発生した

異常気象により発生していた熱帯低気圧の中でも、玄倉川水難事故に直接関係しているのが紀伊半島沖のものになります。 この熱帯低気圧は、風こそ少ないものの、雨を大量に降らせるという特徴がありました。これにより、広い範囲で局地的な大雨が発生していたのです。 もちろん、熱帯低気圧の影響を受けた玄倉川も例外ではなく、当時の映像からも見て取れるくらいに雨が降っていました。