笹子トンネル事故は9名が死亡したトンネル崩落事故。事故の原因や被害者・生存者について解説します。

経済

2019年10月6日

笹子トンネル事故はトンネルの崩壊によって9名が亡くなった大事故で、NEXCO中日本が民事・刑事ともに訴えられた事件です。全国のトンネルの安全性を見直すようになったほど、当時の日本に影響を与えました。今回ビズキャリオンラインでは笹子トンネル事故について解説します。

1分でわかる笹子トンネル事故

1分でわかる笹子トンネル事故

  • 山梨県の笹子トンネルでコンクリート製の天井板が落下
  • 走行中の車が巻き込まれ死者と重軽傷者が出る惨事に
  • NEXCO中日本は刑事でも民事でも訴えられた

2012年12月2日、山梨県大月市笹子町の高速道路において死亡事故が発生しました。コンクリートで造られたトンネルの天井板が落下し、死者9名・重軽傷者2名が出る大惨事でした。 これは日本で発生した高速道路における事故の中で、死亡者数が最多となる事故でもあります。ここでは忘れてはいけない、「笹子トンネル事故」の概要について説明します。

笹子トンネル事故の概要

「笹子トンネル事故」は、国土交通省などでは「笹子トンネル天井板落下事故」と呼ばれています。2012年12月2日に中央自動車道上り線にある笹子トンネルで、突然コンクリート製の天井板が落下したのです。 事故が発生したのは8時5分頃で、走行中の車両5台が巻き込まれました。ここでは「笹子トンネル事故」の概要について詳述します。

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中央自動車道の笹子トンネルの天井が崩落

山梨県大月市笹子町を通る中央自動車道にある笹子トンネルで、2012年12月2日の8時5分にコンクリート製の天井板が落下しました。 その大きさは長さ130m・横5m・奥行き1.2m・厚さ8~9cmもあり、重さは1.2tありました。中壁を含めて、270枚ものコンクリート板が崩れ落ちたのです。 道路を崩落した天井板が完全に覆うほど、悲惨な状況でした。

V字型にコンクリートの天井が崩落し、車3台が下敷きになった

天井板が落下したのは大月市側の出口から1700mほどのところで、コンクリート板はV字に折れ曲がっていました。そして走行中だった車両3台が、天井版の下敷きとなったのです。 事故後の検証でわかったことですが、下敷きになった車両はすべて原型をとどめないほど潰れていました。潰されたのは、冷凍冷蔵トラック1台・ワゴンのレンタカー1台・乗用車1台です。

下敷きになった車から出火し火災が発生

崩落した天井板の下敷きになった車両のうち、ワゴンのレンタカーと乗用車から出火しました。それがきっかけで、トンネル内に火災が発生したのです。 事故当時には約50台の走行車両がありましたが、事故に巻き込まれたのは3台だけでした。そのため停車を余儀なくされた車両に乗車していた人たちの中には、自力でトンネル外への脱出した人もいます。 そして直ちに、崩落事故が起きたことを通報したのです。

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