呼吸器への影響が大きいとされる大気汚染

大気汚染は呼吸器に大きな影響を与えます。硫黄酸化物は石油や石炭といった化石燃料が燃焼することで発生し気管支炎や喘息の原因となり、窒素酸化物も燃料が燃えることで発生し喉の痛みや気管、肺の疾患に関係します。 PM2.5は煤煙の中でも極微小な物質です。肺の奥深くまで入り込むため呼吸器系や循環器系の疾患のある人は特に注意が必要で、新型コロナウイルスの媒介となる可能性もあります。

PM2.5はコロナウイルス感染による死亡率に関係?

硫黄酸化物や二酸化窒素、PM2.5などは自動車の排気ガスや工場の煙突などから排出されており、特に途上国などでは高濃度の大気汚染物質が排出されています。 なかでもPM2.5は非常に小さな物質のため肺の奥まで入りやすく、コロナウイルス感染に影響するとされています。米国の研究ではPM2.5の濃度が1立方メートルあたり平均1マイクログラム高くなると、人口あたりの死者数が15%高くなるとされています。

制限解除後は元に戻る可能性が大きく

インドのデリー首都圏ではロックダウンによってPM2.5の濃度は70%以上も減少しており、ロックダウンが解除され人々が平時の生活を取り戻すことで、一時的に緩和された大気汚染も元の状態に戻る可能性が大きくなると言われています。 新型コロナウイルス感染拡大の副産物のひとつは、化石エネルギーの使用を速やかに止めることで大気汚染を軽減できると証明できたことではないでしょうか。