体裁(ていさい)の意味や例文・英語表現を紹介!体面との違いも解説!

ビジネス用語

2019年4月28日

「体裁」は人にも文章などに対してもビジネスシーンでよく出てくる言葉です。たまに間違った使い方をされる場合もあります。今回ビジキャリでは、この「体裁」にスポットをあてます。「体裁」に関する幾つかの意味とともに、それぞれの例文や英語表現などを解説します。

「体裁」の要約

  • 意味:「外から見た様子」「一定の形式」「他人にうつる自分の姿」
  • 例文:「彼は体裁を整えて、改めてパーティー会場に戻ってきた。」
  • 類語:「体面」「形姿」
  • 英語:「appearance」「format」「respectability」

体裁の読み方は「ていさい」

体裁の読み方は「ていさい」

「体裁」は「ていさい」と読みます。それぞれの漢字は「体」は「タイ」「テイ」「からだ」と読み、「裁」は「サイ」「たつ」「さばく」と読みます。カタカナ表記は音読み、ひらがな表記は訓読みの読み方です。 「ていさい」という読み方は、2つの漢字の音読みを合わせた読み方です。「体」を「テイ」と読むのがやや特殊な読み方ではありますが、よく知られた読み方なので簡単に覚えられます。

体裁の意味①「外からみた様子」

外からみた様子

「体裁」の1つ目の意味は、「外から見た様子」という意味です。この意味は、後に紹介する2つの意味の元となるので、必ず覚えておく必要があります。 「体」には「外から見た姿形」という意味があり、「裁」にも「外見」という意味があるので、これらの2つの漢字の意味がそのまま反映された、最も基本的な意味になっています。後ほど紹介する2つの意味を理解しやすくするためにも、ここで意味を押さえておいてください。

「外からみた様子」を使った例文

まずは、「外からみた様子」という意味で「体裁」を使っている例文を紹介します。

例文

  • 彼は体裁を整えて、改めてパーティー会場に戻ってきた。

例文では、「外から見た様子」という意味で「体裁」を使っています。より厳密に訳せば、「みなり」や「格好」ということも出来ますが、「見た目」という意味でこの「体裁」を使うことも出来ます。ちなみに「体裁が悪い」と言って、「バツが悪い」のような意味で使うのは間違いです。

「外からみた様子」の意味の英語

「外からみた様子」という意味の場合の英語表現は「appearance」です。

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Her appearance looks better with professional makeup.

プロのメイクによって見た目がより良くなった。

「appearance」は、「体裁」「見え方」という意味の名詞です。例文では、「Her appearance」で「彼女の見た目」という意味になっています。

体裁の意味②「一定の形式」

一定の形式

「体裁」の2つ目の意味は、「一定の形式」という意味です。この意味は、1つ目の「外から見た様子」に「一定の型」というニュアンスが加わった意味になっています。 「一定の形式」という意味はビジネスシーンで非常によく使われる意味で、「マニュアルに沿って体裁を整えてください」や「体裁が指示通りになっていないからやり直し」のように使われます。社会人の方は、この意味は絶対に押さえておきましょう。

「一定の形式」を使った例文

まずは、「一定の形式」という意味で「体裁」を使っている例文を紹介します。

例文

  • プレゼン資料の体裁に関する指定が細かすぎて、作業がなかなか進まない。

例文では、取引先に配布するプレゼン資料について社内の決まりが厳しく、本当にこなすべき仕事がこなせなくなっていることを表現しています。会社ではある物事をこなす上での決まった様式があるものですが、そうした「決まり」のことを「体裁」と表現しています。

「一定の形式」の意味の英語

「一定の形式」は英語で表現すると「format」です。

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It is hard to work because the format has not been decided.

フォーマットが決まっていないので、仕事がし辛い。

「format」は「体裁」「構成」という意味です。「format」だけでも十分ですが、「一定の」という意味を明確にしたい時は「fixed form」と書きます。

体裁の意味③「他人にうつる自分の姿」

他人にうつる自分の姿

「体裁」の3つ目の意味は、「他人にうつる自分の姿」という意味です。この意味は、1つ目の「外から見た様子」に「人からの印象・評価」という意味が加わっています。 日常会話で人の性格などについて話す時に「体裁」を使う場合には、この「他人にうつる自分の姿」という意味が最も多く使われています。より具体的に意味を説明すると「他人にうつる自分の印象・評価」や「外聞」のような意味になります。

「他人にうつる自分の姿」を使った例文

まずは、「他人にうつる自分の姿」という意味で「体裁」を使っている例文を紹介します。

例文

  • 彼は体裁を気にしすぎていて、思い切った行動が取れない。

例文では、何をするにしても周りからどう思われるかを気にしてしまって、思ったように行動できなかったり、思い切りよく行動できなくなっている様子を表現しています。また、「他人にうつる自分の姿」という意味の場合は「世間体」も同義語になります。

「他人にうつる自分の姿」の意味の英語

「他人にうつる自分の姿」は英語で「respectability」です。

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If you have a goal, you don't have to worry about the respectability.

目標があるなら、体裁を気にする必要はない。

「respectability」は「世間体」という意味なので、「他人にうつる自分の姿」という意味で使う場合にぴったりな表現になります。

体裁の類語は「体面・形姿」

体裁の類語

「体裁」の類語は「体面」や「形姿」です。 「体面」は、「他人にうつる自分の姿」という意味の場合の同義語です。読み方は「たいめん」で、「ていめん」とは読まないので注意が必要です。 「形姿」は、「外から見た様子」という意味の場合の同義語です。読み方は「すがたかたち」となります。こちらは使われている漢字の意味がそのまま意味に反映されているので、簡単に意味が覚えられます。

まとめ

まとめ

「体裁」には、「外から見た様子」「一定の形式」「他人にうつる自分の姿」という3つの意味がありましたが、どの意味も「外から見た様子」という意味が基本になっています。 それぞれの意味は使われるシーンが異なりますので、どの意味で使われているかは会話の内容から判断しましょう。


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