「regard」はビジネス頻出の多義語!使い方を解説します

ビジネス英語

2019年4月2日

「regard」は「〜とみなす」「敬具」という意味で使われる英単語で、ビジネスシーンで頻出します。この記事では「regard」の基本的な使い方を例文とともに紹介しています。また、慣用句や混同しやすい「about」との違いも説明しているので、ビジネス英語の勉強に役立ててください。

「regard」の意味と語源

意味や語源

ビジネスシーンで非常に多く使われる「regard」という単語ですが、この単語には多くの意味があります。そのため、意味を取り違えて間違った使い方をしてしまったり、相手が言っていることを正しく理解できなくなってしまうこともあります。 まずは「regard」の語源とともに、正しい意味を理解しましょう。

「regard」の意味は「〜とみなす」「敬意」

「regard」には「〜とみなす」と「敬意」という意味があります。「〜とみなす」という意味で使う場合は動詞、「敬意」という意味で使う場合は名詞です。 そして「regard」は前置詞と併用することで特別な意味を示す慣用句にもなります。これらについては後述しますが、それぞれの意味を個別に覚えておく必要があります。 実際のビジネスシーンでも用法を間違えないためにも、この記事でしっかりと意味を確認しておきましょう。

「regard」の語源

「regard」はフランス語に起源があります。音節が「re-guard」と分けられ、「re」は意味を強める接頭語で、「guard」は「見る」という意味です。この音節の成り立ちから「〜とみなす」や「敬意」という意味が連想できます。 発音する時は動詞・名詞に関わらず、アクセントが第2音節の「gard」に付きます。

「regard」の正しい使い方

正しい使い方

「regard」の意味や語源から単語のイメージができたかと思います。 続いて「regard」の最も基本的な使い方をご紹介します。動詞としての用法、名詞としての用法をそれぞれ紹介します。最も基本となる使い方なので、ここで正しい用法を覚えて実践でも使えるようにしておきましょう。

regard A as B

「regard A as B」は「AをBとみなす」と訳します。動詞としての「regard」の基本的な使い方です。 ・In this strategy, we regard similar products as competitors. (この戦略では類似品も競合とみなす。) 例文の場合は「regard similar products as competitors」で、「similar products(類似品)」を「competitors(競合)」とみなすとなっています。

regard for

名詞として使う場合は、「regard for〜」で「〜に対する敬意」という意味で使うことが出来ます。 ・That hiring staff has high regard for the new graduate's ability. (採用担当者はあの新卒社員の才能を高くかっている。) 例文の場合は「regard for the new graduates」で、「new graduates(新卒社員)」を高くかっているという意味になります。つまり、新卒社員に敬意を示しているということです。

「regard」の例文

例文

次は前の見出しの「regard」の使い方を踏まえて、さらに理解を深めるためにいくつか例文をご紹介します。 ここで紹介する例文でも「regard A as B」「regard for」が使われていることを確認しながら、意味を理解していきましょう。

〜と考える

まずは前の見出しでも確認した「regard A as B」の使い方です。「〜と考える」という訳になっていますが、意味は全く同じです。 ・Boss regarded her view as wrong. (上司は彼女の見解は間違っていると考えた。) この例文の場合も「regarded her view as wrong」で「her view(彼女の見解)」を「wrong(まちがっている)」とみなしたという意味になっています。前の見出しではBの部分は名詞でしたが、形容詞を置くこともできます。

高い評価

「regard」は高い評価を表す場合にも使うことができます。 ・He is a highly regarded businessman in Japan. (彼は日本で高い評価を受けているビジネスマンです。) この例文の場合の「regard」は過去分詞の形になり「〜とみなされた」という意味で「businessman」を修飾しています。「highly regarded businessman」で「高く評価されたビジネスマン」という意味です。

上司を尊敬する

「regard」は「尊敬」という意味の名詞として使われることもあります。 ・I have high regard for my boss. (私は上司をとても尊敬している) この例文も「regard for〜」という形で「〜への敬意」という形で使われており、「〜」の部分に「my boss」が来ているので、「上司に対する敬意(尊敬)」という意味になっています。また「high regard」と表記することで尊敬する対象への厚い敬意を表現することが出来ます。

「regard」の慣用句

慣用句

ここまで基本的な「regard」の使い方を説明してきましたが、次は「regard」を使った慣用句をご紹介します。 慣用表現は意味を知らなければ、文章でも会話でも文脈が理解できなくなってしまう可能性があります。一つずつ意味を覚えていきましょう。

in this regard

1つ目の慣用表現は「in this regard」で、「この点に関しては」という意味になります。 ・I appreciate your help in this regard. (この点に関してはあなたの援助に感謝します。) 例文では「in this regard」が文末に表記されていますが、文頭に置いて使うことも出来ます。「in regard to this point」と書き換えることもでき、こちらも文頭文末どちらでも使用することが可能です。

with regard to

「with regard to」は「〜に関して」という意味になります。 ・Several questions were asked by business partners with regard to cost estimates. (費用見積もりについて取引先からいくつも質問をされた。) 例文では「with regard to cost estimates」となり「費用見積もりについて」という意味で使われています。またこの慣用句も文頭・文末のどちらでも使用可能です。

With best regards,

「With best regards」はメールなどの最後に使われ、日本語で言う「敬具」「かしこ」などにあたります。 ・We sincerely look forward to seeing you again. With best regards, (またのご来店を心よりお待ちしております。敬具) 例文は顧客向けのメールマガジンや、ブランド品購入時に同封される冊子に結びの言葉として書かれることがあります。本文の後に付け加える形で「With best regards」を使用できます。

「regard」と「about」との違い

違い

最後に「regard」は「regarding」と語形を変えることで「〜について」という意味になり、「about」の同義語として使うことが出来ます。 ただし「about」はややくだけた表現になります。そのため、人前でスピーチをする時や取引先との商談などのフォーマルな場面には「regarding」の方が適しています。

まとめ

まとめ

非常に多くの使い方がある「regard」ですが、基本的な意味は「〜とみなす」と「敬意」の2つです。 そこから派生して「〜について」となったり「評価」という意味になりますが、混乱した時には語源の「re(意味を強める接頭語)」「guard(見る)」を思い出しましょう。語源のイメージが意味の推測に役立ちます。


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