有効求人倍率が2ヵ月連続で下回る
1分でわかるニュースの要点
- 有効求人倍率がリーマンショックぶりの低水準
- すでに内定取り消しが出るなど新卒採用にも影響
- 今後の見通しは立たずさらに悪化する可能性
約3年ぶりの低水準
厚生労働省が3月31日に発表した2月の有効求人倍率は1.45倍となり、前月をまた下回りました。 この2ヶ月連続の下落により、令和元年平均を1.6倍としてこの3年ほど保っていた一定水準から急激に落ち込んでしまいました。
新型コロナウイルスの影響が露見
現在のところ求職者数は横ばいのため求人数の減少が主な要因となっており、1月の新規求人は前年同月と比較して16%の減少、2月で13.5%減少となりました。 2月の新規求人の内訳を業種別にみると製造業が24.7%と減少となっており、新型コロナウィルスの影響で自動車メーカー各社を含めた製造業が軒並み工場の操業を停止していることとの関連性は深いと思われます。
就職氷河期再来の可能性は?
バブル崩壊以降に訪れた就職氷河期のようなことがまた起きてしまうのでしょうか? 企業の採用手控えの可能性や内定取消しなどの問題について検証します。