城丸君は人に会うことを告げ、家を出て帰らず

札幌市豊平区に住んでいた城丸君は冬休み中の1984年1月10日の朝、人に会うことを告げて家を出たまま帰りませんでした。9時半頃自宅にかかってきた電話を城丸君がとったことが全ての始まりでした。 城丸君は電話で話した後要領を得ない話をして家を出ました。 「ワタナベさんのところへ物を取りに行く」といった話だったようですが、城丸家ではワタナベという姓の家とは特に親しい関係はありませんでしたので、家族は城丸君の話をいぶかしく聞きました。

城丸君が工藤加寿子の家に入る場面の目撃証言

母親に頼まれた城丸君の兄がとあるアパートの近くまで城丸君を追いかけましたが、兄は目が悪かったため城丸君がアパートに入ったかどうかまではわかりませんでした。 アパートの二階には後に犯人と疑われる工藤加寿子が住んでいました。城丸君が工藤加寿子の部屋に入る目撃証言があり、工藤加寿子も城丸君が来たことを認めていますが、ワタナベさんの家のことを尋ねて直ぐ出て行ったと証言しています。 捜査でアパートの隣のワタナベという家が調べられましたが、城丸君がその家を訪ねた形跡は見つかりませんでした。