30億円の赤字

大塚家具はニトリやイケヤといった競合企業の勢いに押され、ここ数年は客離れが進み2018年12月期までの3期連続で最終赤字、19年1月期~9月期の最終損益も30億円の赤字となりました。 2015年には109億円あった預貯金が9月には21億円まで減少し、銀行からの資金調達も出来ない状況となり、資金繰りが難しい状態が続いていました。

2020年4月期の業績予想

ヤマダ電機は今回の資本提携が2020年3月期の連結業績に与える影響は軽微であるとし、中長期的に国内業績の向上に繋がると自信をみせています。 また、大塚家具のアイテムは利益率が高く同社の売り上げが10%伸びれば、21年4月期には黒字に転換できとの見通しで、3年間で出資した40億円は回収できる営業利益を出せると強調しました。

大塚家具の大塚久美子社長は続投

大塚家具の大塚久美子社長は当面続投する見通しです。大塚家具の販売方法や人材育成のノウハウをヤマダ電機がすぐに引き継ぐことは難しく、経験のある大塚久美子社長に引き続き協力を求めていきたい考えです。

ヤマダ電機の目的は家具販売のノウハウと人的リソース

ヤマダ電機は予てから家電製品をコアにした「家電すまいる館」の住宅開発に注力しています。 住宅、リフォーム住宅、住宅設備機器、住空間の家具雑貨関係の提案を事業の柱にしたいとし、同社のコンセプトである「暮らしまるごと」への家具販売ノウハウを取り込みたい考えです。 その一環として、大塚家具の販売及び人的リソースの提供、また法人分野でのホテルやオフィス等への家具の納入のノウハウは魅力的であり、自社の家電の納入にもつなげたいとしています。