日本最大規模の暴力団

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山口組は組合員10,300名を誇る日本最大規模の暴力団です。神戸市で結成された山口組は1946年に三代目となった田岡一雄組長が日本全国に勢力を拡大し、2016年には43都道府県に系列組織を広げました。 一方で抗争事件や分裂事件も頻発しているのも事実です。近年勃発している山口組をめぐる分裂事件について解説します。

山口組から神戸山口組が分裂

山口組において六代目篠田建市組長の出身団体である弘道会と山健組の対立が表面化したのは2015年8月にことです。 三代目田岡一雄組長を支えた山本健一若頭(当時)が起こした山健組は、山口組の中でも極めて影響力が大きいことで知られていました。 そのため分裂は避けられない状況となり、同年9月には山健組に追随する12団体に新組織1団体が加わり「神戸山口組」が結成されるのです。初代組長には山健組の井上邦雄が就任し、組員は5,100人にも上りました。

神戸山口組から任侠山口組が分裂

山口組から神戸山口組が分裂した事件は1980年代に勃発した「山一抗争」を彷彿させるものであり、一般市民にも大きな衝撃を与えました。 さらに2017年には神戸山口組から任侠山口組が分裂します。任侠山口組は山健組の織田絆誠(金禎紀)元副組長を代表として尼崎市に本部を構え、構成員は400名になりました。 任侠山口組の特徴は組長を置かず代表としている点です。これは暴力団対策法の対象から逃れるための措置との指摘もありましたが、任侠山口組は2018年3月に指定暴力団に指定されました。