三菱電機の新入社員が自殺
三菱電機の新入社員自殺問題
- 2019年8月に三菱電機の新入社員が自殺
- 自殺の原因は直属の上司によるパワハラと見られている
- 三菱電機では2014年以降、社員の自殺や精神障害の発症が問題になっている
上司による日常的な暴言か?
2019年8月下旬、兵庫県三田市の公園で20代男性の遺体が発見されました。遺体は三菱電機生産技術センターに配属されたばかりの新入社員でした。自殺現場には男性上司に「死ねと言われた」などとつづられたメモが残されていたそうです。 この他にも複数の同僚が、男性上司の暴言について自殺した新入社員から相談されていたことが聴取によって判明しています。
上司は自殺教唆で書類送検
兵庫県警三田署は11月14日、新入社員の男性上司を自殺教唆の容疑で書類送検しました。 自殺現場に残されていたメモや同僚の証言から、自殺した新入社員に対して男性上司の暴言があったことはほぼ間違いないようです。こうした職場の暴言、パワーハラスメントに自殺教唆が適用されるのは異例のことです。 今後、神戸地検が男性上司を起訴するかどうかはまだわかっていません。
2016年にも新入社員が自殺
三菱電機では2016年にも新入社員による自殺がありました。三菱電機通信機器製作所に配属された25歳男性が、いじめを苦に自殺しました。 男性の遺族は社内のいじめが原因として、2017年に損害賠償を求める訴訟を起こしています。