日進月歩(にっしんげっぽ)の意味や由来を解説!類語や対義語・例文も紹介!

ビジネス用語

2019年5月5日

「日進月歩」という四字熟語は、新聞などでも比較的頻繁に使われています。しかし「日進月歩」の意味を誤って認識している人も多いようです。今回ビジキャリでは「日進月歩」の意味や由来、使い方などについて解説します。「日進月歩」の類語や対義語、英語表現なども例文をまじえてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

日進月歩の読み方は「にっしんげっぽ」

「日進月歩」はテレビや新聞、雑誌などでよく見聞きする四字熟語です。特に文明や技術開発分野などで多用されおり、座右の銘としている人も多いことでしょう。 「日進月歩」の読み方は音読みが基本で「にっしんげっぽ」です。発音する際には「に」の音で上がり「っしんげ」から下がり「っぽ」に続きます。

日進月歩の意味や由来

「日進月歩」は日常会話で頻出するものではありませんが、比較的広く知られている四字熟語です。しかし意味を問うと、「日に日に進歩する」「月を経るにつれて進歩する」と答える人が多いと言われています。 ここでは「日進月歩」の意味並びにその由来について説明します。正しく覚えて、適切に使えるようにしておいてください。

日進月歩の意味は「日ごと月ごとに進歩すること」

「日ごと・月ごとにとどまることなく、急速に進歩する」というのが、「日進月歩」の意味です。「進歩のスピードが速い」「常に進歩する」ことを指して使われることが多いです。 しかし「日進月歩」が使われるようになった頃は「日に日に、さらには月ごとに見ると良い方向に進み変わっている」という意味で使われていたという説もあるそうです。

日進月歩の由来

「日進月歩」の由来ですが、「日進」という言葉は古代中国で書かれた「天論」に記述があります。しかし「月歩」はなく、日本古来の説話にも登場しません。 四字熟語のほとんどに語源や由来があるものですが、「日進月歩」に限っては語呂の良い組み合わせになるようにつくられたと考えられています。その際「日~月~」に2つに分けた「進歩」を交互に組み合わせたという説が有力です。

日進月歩の使い方や例文

「日進月歩」は主に、「文明や技術開発が発展する」という意味で用いられます。そのためニュースなどで見聞きする機会が多いのです。しかし「日進月歩」は座右の銘としている人も多くその場合は違う意味となります。 ここでは「日進月歩」について、例文を取り上げながら使い方を詳述します。

文明や技術開発の発展を表す「日進月歩」

まず、「日進月歩」を「文明や技術開発の発展」という意味で使うケースです。 ・医療技術の進化は日進月歩なのだから、諦めずに適した治療方法を探していきましょう。 ・情報デバイスは日進月歩で変化していくので、順応するのに苦戦しています。 「日進月歩」を使うのは、「進化」と言い切れる肯定的なシーンでだけと覚えておくことです。日に日に悪く変化していくケースには「日進月歩」は使いません。

座右の銘として使われる「日進月歩」

「日進月歩」は、座右の銘として用いられることが多い四字熟語でもあります。その場合は「間断なく進化する」という意味で用いていることでしょう。 ・日進月歩を座右の銘として、日々コツコツと努力することで周囲に認められるようになりたいです。 ・私の理想は日進月歩です。そのためにはどんな時にも精進し続ける姿勢が宇可決だと考えています。 座右の銘として「日進月歩」を使う場合、言い切ると自信家だと誤解されることがあります。特に就職面接の際には、前後に謙虚さを表す文章を加えることをおすすめします。

日進月歩の類語

「日進月歩」には様々な類語があります。「日進月異」や「とんとん拍子」「飛躍的」「日就月将」「秒進分歩」などです。 中でも使われる頻度が多い「日進月異」「とんとん拍子」「飛躍的」の3つについて、例文を取り上げながら解説します。ニュアンスの違いを覚えて、使い分けに役立ててください。

類語①日進月異

「日進月歩」の類語としてあげられる「日進月異」は「間断なく急速に進歩する」ことを指します。 ・オリンピックを控えて、東京都は日進月異に変貌していきます。 ・日進月異の発展を続けるIT業界において、一線でい続けるためには勉強が不可欠です。 「日進月異」は「日進月歩」と同じ意味ですから、前向きな進化を表す場合には置き換えて構いません。

類語②とんとん拍子

「日進月歩」の類語としてあげられる「とんとん拍子」には、「物事が順調に進む・はかどる」ことを意味します。 ・長く片思いしていた彼女に交際の申し込みではなくプロポーズしたところ、結婚までとんとん拍子に運びました。 ・苦手だと思っていた担当者に自主プレゼンしたら気に入られ、その後の交渉はとんとん拍子で進みました。 「とんとん拍子」は「とどまることなく」というより「勢いがついて」というニュアンスで使いましょう。

類語③飛躍的

「日進月歩」の類語としてあげられる「飛躍的」は「進歩や向上が急激である」ことを指します。 ・飛躍的に発展している情報デバイスは、今後ますます小型化・軽量化されることが予想されます。 ・医療や介護を目的にしたロボットや機器の開発は、飛躍的に進化しています。 「飛躍的」は「日進月歩」とほぼ同義ではありますが、「進歩あるいは向上するスピードが急に速くなった」というニュアンスで使うのが良いでしょう。

日進月歩の対義語

「日進月歩」は対義語もさまざまです。「旧態依然」や「時代錯誤」「代り映えしない」「色あせた」「ありきたり」などが具体例です。 ここでは特に多用されている「旧態依然」と「時代錯誤」について、例文も交えて解説します。「旧態依然」と「時代錯誤」ではニュアンスが異なるので、使い方も含めて覚えておいてください。

対義語①旧態依然

「間断なく急速に進歩する」ことを意味する「日進月歩」の対義語といえば「旧態依然」です。意味は「昔と変わらず、進歩や発展が少しもない」ことです。 ・姑の考え方は旧態依然としており、常に夫を立てるよう注意されています。 ・同族企業ゆえに旧態依然とした体質なので、このままでは経営危機を回避することはできません。 「旧態依然」は「古いままの状態が変わらない」ことを指しているので、保守的な出来事を非難する意味で使われることが多いです。

対義語②時代錯誤

「日進月歩」の対義語としてあげられる「時代錯誤」は「言動や考えから汰時代に会っていない・逆行している」という意味で用いられます。 ・コミュニケーションを図るため部下を飲みに誘ったら「時代錯誤だ」と言われて傷つきました。 ・義実家では男女が同じテーブルで食事をすることがありません。時代錯誤も甚だしいと思います。 「時代錯誤」には「時代の流れに逆らい、古風な考えに固執して踏襲する」という意味があります。そこには「昔は正しかったことでも、今ではそうではないと認識されている」という意味が含まれています。

日進月歩の英語は「study progress」

「日進月歩」を表す英単語は、「study progress」です。 ・The game industry is also in study progress and technical innovation is developed. (ゲーム業界も日進月歩で技術革新が進んでいます。) ・Cancer treatment is in study progress and evolves. (ガン治療は日進月歩で進化しています。) 「間断のない」を意味する「study」に「進歩」や「発達」「進捗」を意味する「progress」が加わっているため、「日進月歩」と直訳できます。

まとめ

「日進月歩」の意味からその由来、使い方まで説明しましたが理解できましたか。 見聞きする機会が多い四字熟語ですので、類語とのニュアンスの違いや対義語も合わせておくと便利です。「日進月歩」座右の銘としてとして掲げ、それを人に説明する場合には注意が必要なことを覚えておき活用してください。


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