野本岩男は自首

野本岩男は三人を殺害後、遺体を車に積み込み横浜の大黒ふ頭に向かいましたが、何と途中で新宿の歌舞伎町に寄りストリップを見てソープランドに行っていました。 当初野本岩男は家に帰ったら三人がいなくなっていたので捜索願を出したと悲劇の主人公を演じていましたが、捜査にあたった警察は最初から夫の野本岩男を犯人として目星をつけていました。周囲への聞き取り調査から家庭内がうまくいっていなかったことが判明し、遺体の状態から三人は自宅で殺害された可能性が高かったからです。 11月25日警察は野本岩男逮捕に踏み切りました。犯人は取り調べに対してシラを切り通していましたが、横浜の大黒ふ頭に向かう車がNシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)に映っている決定的な証拠を突きつけられ、ついに自白しました。

野本岩男と家庭での問題

医者という社会的に恵まれた立場の野本岩男がなぜこのような犯行に及んだのでしょうか。そこには想像以上に経済的に追い詰められていた野本家の家計事情と、いい加減な野本岩男の女性関係を原因とする限界に達していた夫婦間のトラブルがありました。

野本岩男は高収入の医師で愛人がいた

犯人・野本岩男は絵に描いたようなエリートでした。茨城の農家の次男と生まれた彼は子供の時から秀才でとおっており、中学生の時には学年トップの成績だったようです。 有名な進学校の高等学校を卒業後一浪はしましたが筑波大学の医学部に進学しました。卒業後は筑波大学附属病院での研修医勤務を経て他の病院で本格的にに医師として務めます。 高学歴で高収入の医者という肩書きは女性にもてます。野本岩男は殺害した妻と研修医時代に出会っていますが、彼には別に交際していた女性がおり、やがて結婚する妻とは浮気だったようです。結婚後も野本岩男の浮気はやむことはなく、交際していた女性は8人にものぼるとされています。

野本岩男は借金があり生活は楽ではなかった

野本岩男の経済感覚は通常とは少しかけ離れたものがあったようです。確かに野本岩男は雇われとはいえ医者ですから、一般のサラリーマンに比べるとかなり高額な年収を稼いでいました。 彼は相当な額をマンション投資につぎ込んでいました。しかしながらマンション投資は裏目に出て巨額の損失を出していたようです。 浮気相手の女性にも湯水のごとくお金をつぎ込んでいました。このため高収入にもかかわらず野本家の家計は火の車で、妻は昼間だけでなく夜も働かざるを得ない状況でした。