高知白バイ事件の不可解な点

この事件に関して不可解な点がいくつかあります。バス運転手の主張と警察発表の食い違い、相反する目撃証言や不自然な裁判の行方などです。警察が提出した証拠には捏造疑惑も浮上しており、高知県警による工作の可能性が指摘されています。

バスが停止していたという証言

スクールバスの運転手は当初からバスが停車していたと主張しています。そしてそれを裏付ける第3者の証言がいくつかあります。 例えばバスに乗っていた中学生らの証言です。複数の生徒が事故当時、バスは中央分離帯で停止しており、発車できそうなタイミングでバイクが追突してきたと言っています。またバスを追走していた仁淀川中学校の校長も目前でバスが止まっていたと証言しました。 その一方で正反対の証言も出ています。事故に遭ったのとは別の白バイ隊員が事故を目撃しており、当時バスは時速10kmほどのスピードで走っていたと語りました。

不自然な捜査と裁判

事故の捜査は本来であれば目撃証言だけでなく、当事者を交えた実況見分などの調査が行われます。ところがこの事件では、なぜか事故当事者であるバスの運転や一部始終を目撃していた仁淀川中学校の校長も不在のまま、警察関係者だけで実況見分が行われました。 また現場検証の段階になってもバスの運転手はパトカーに乗車した状態で、警察官の従ってバスの停車位置を指で示すよう指示されました。これではとても正確な現場検証とはいえません。 裁判では複数の目撃証言ではなく、たった1人の白バイ隊員の証言やこれらの高知県警主導の証拠ばかりが採用されました。矛盾する証言があるにもかかわらず、裁判官が一方的な主張を支持するのは不自然です。

不自然なブレーキ痕は捏造の可能性も

高知県警はバスが走行していた証拠としてブレーキ痕の現場写真を提出しています。この写真は事故発生時バスが白バイを約3m引きずって緊急停止したとする白バイ隊員の証言と一致しました。 ところがこのブレーキ痕の写真は高知県警が捏造した可能性があります。交通事故鑑定人の石川和夫氏はブレーキ痕に必ずあるはずのタイヤの溝が確認できないとして、写真捏造の可能性を指摘しました。 フィルムに詳しい千葉大学名誉教授の三宅洋一氏も証拠写真のブレーキ痕はタイヤゴムの痕跡ではなく、CG合成かなんらかの液体で人為的に描かれたものと鑑定しています。