残業を強制的にさせないことで職員の健康を守る

「残業を強制的にさせない」と聞くと経費節減が一番の目的だと考えがちです。しかし真の目的は職員の健康を守ることにあります。 このことは政府が進める働き方改革においても同様です。近年長時間労働による労働災害が頻発しており、最悪なケースでは長時間労働を強制され自殺を図った人も少なくありません。 少ない要員の中で仕事の効率を上げていくには、社員が健康であることが第一だと考えられます。そのためには、強制的にでも仕事を終わらせる仕組みが必要です。

仕事の取捨選択をさせる意図

仕事の取捨選択をさせることもPCの強制終了の狙いになります。いくら残業を強制的にさせない仕組みを取り入れても、仕事が停滞してしまえば本末転倒です。 一方で実質的な労働時間が少なくなれば、これまでと同じ仕事はできません。そこで重要なのが仕事の取捨選択です。 大阪府庁に限らず、どの職場でも「無駄な仕事」はあります。しかし何かの機会がなければ整理されることはありません。そこでこの機会に仕事の取捨選択を行いスリム化を図ることを意図しています。

仕事の均等な割り振り

仕事の均等な割り振りを行えば、個々のスキルアップを図ることが期待できます。どの職場でもスキルの高い人や役職者に仕事が集中するものです。 しかしスキルの高い人や役職者でも万能ではないので、必然的に長時間労働につながります。また仕事が一定の人に偏ると、社員間のスキルに大きな差が出ます。 つまり、スキルの高い人や役職者ばかりが重要な仕事をしていると職場が回らなくなります。こうした事態を回避するためにも仕事の均等な割り振りは必要不可欠だと言えます。

大阪府のPCの強制終了の導入には疑問の声も多い

(画像:Unsplash

大阪府のPCの強制終了の導入は、長時間労働を是正する点では有効だと評価されています。その一方で本当に是正が可能なのか疑問の声も少なくありません。 そこでPCの強制終了を実施することで懸念される問題点について解説します。