御堂筋事件の概要

1988年11月4日の夜、電車内で痴漢を行っていた男性2人組を注意した女性が、その男性2人に連れ回され強姦されました。「女性の性被害」について社会全体が考えるきっかけとなった御堂筋事件とは、一体どのような流れで引き起こされたのでしょうか。

地下鉄御堂筋線で痴漢をする男性二人組

事件の発端となったのは、大阪市営地下鉄御堂筋線の電車内にて、事件の加害者2人が女性に痴漢行為していた第一の事件です。痴漢行為を発見した被害者は、その女性を助けるために勇気を出して注意しました。 以前、被害者自身もこの加害者2人から痴漢被害を受けており、当初からお互いに認識していたとのことです。また加害者2人は、痴漢行為を通じて知り合っています。

痴漢をされている女性を助けた女性が被害に

痴漢されている女性は無事助け出されましたが、今度は助けた被害者に怒りの矛先が向けられます。まさに逆恨みを受けた被害者は、加害者2人に電車から引きずり降ろされ、そのまま誘拐されました。 女性1人で男性2人に挑んでいた最中、周囲の乗客は様子をうかがうばかりで、たった1人の女性を助けようとする雰囲気すらなかったといいます。 被害者は「声を上げても助けがくる気配がなく、逆に加害者に何をされるかわからなかった」と、当時を振り返ったとされます。