気軽なリツイートが名誉毀損につながる可能性
1分で分かるニュースの要点
- リツイートがきっかけで名誉棄損罪で提訴
- 過去には橋本徹さんがリツイートした人に勝訴
- 自民党はネット上での誹謗中傷に厳罰化を検討
ツイッター上での誹謗中傷が社会問題に
人気恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた木村花さんがSNSでの誹謗中傷によって死に追い込まれる事件が2020年5月23日に発生しました。 この木村さんの死をきっかけに様々な芸能人がTwitterで誹謗中傷をやめるよう声を上げ始めた他、メンタリストdaigoさんが自身のデマを呟いていたユーザーに対して訴訟をするなど誹謗中傷に対して行動に移すタレントも出始めています。 このようにTwitterをはじめとするSNSでの誹謗中傷が社会問題となっています。
リツイートでも誹謗中傷になる可能性
クリック一つで気軽にリツイートができますが、その気軽な行為が誹謗中傷をした行為として訴訟リスクを抱え込むことには注意が必要です。 リツイートであっても虚偽の情報を流すことによって他人の信用を貶める信用棄損罪や、ある特定の人の信用や名誉などの社会的信用を貶める名誉棄損罪・侮辱罪に問われる可能性があります。 このように気軽なリツイートであってもその行為には大きな責任が伴います。
伊藤詩織さんが名誉毀損ではすみとしこさんなど3人を提訴
ジャーナリストの伊藤詩織さんが自身に対して枕営業をしていたことを示唆するツイートを繰り返し投稿していた漫画家のはすみとしこさんと、そのツイートをリツイートした2人を相手に名誉棄損で6月8日、提訴をしました。 木村花さんの一件もあり世間の注目を多く集めています。