犯人が自ら出頭して逮捕

犯人は夫が出勤するのを確認し、妻がゴミ出しに行った隙に被害者の家に侵入しました。ピアノを弾いていた長女のまゆみちゃんを刺身包丁で刺し殺した後、そばにいた4歳の次女洋子ちゃんも刺し殺しました。 犯人が本当に憎んでいたのは母親の八重子さんだったため、部屋に戻ってきた八重子さんもためらうことなく胸に刺身包丁を突き刺して殺害しました。 犯人は自殺を試みますが失敗し、その後警察に出頭したところを殺人容疑で逮捕されました。

犯人・大浜松三

「ピアノ騒音殺人事件」の犯人は大浜松三(おおはましょうぞう)当時46歳です。大浜はなぜこのような大事件を起こしてしまったのでしょうか。

ひったくりでの逮捕歴

大浜は国鉄の職員でしたが、少額の公金を横領し逃亡しています。 そのうち金を使い果たし、ひったくりをやって逮捕されます。執行猶予付きの判決を受けた後、職を転々としますが落ち着かず一時はホームレスになりました。 農家の婿養子になって落ち着きかけますが、妻が別れた夫と会っていたことに腹を立て離婚します。その後知人の紹介で再婚します。結婚相手の女は気立てがよく明るい人でしたが、大浜は妻に暴力をふるっていました。

過去にも騒音のトラブルがあった

大浜は自動車工場で夜勤をしていた際原因不明の「ドカーン」という音を何度も聞きます。この経験をして以来大浜は音に対して異常に過敏になりました。 以前住んでいたアパートの住人とステレオの音が原因で大げんかに発展したこともあったようです。 近所の子供達が遊ぶ声がうるさいと叱りつけたり、よく吠える犬を何匹も殺して警察に通報されたこともありました。大浜は自分の出す音にも過敏でテレビを見るときもヘッドホンを使って周囲に音が漏れないようにしていました。